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【スペイン旅行記・後編】グラナダのバルとガウディに恋して

※2004年2月のことを思い出しながら書いています。


6日目 セビリア→グラナダ


2日半一緒に過ごしたAちゃんと別れ、Bちゃんと長距離バスでグラナダへ。

朝は霧が多いのかな
グラナダ到着
怖っ
トリックアートなアパートや
申し訳なさそうな噴水に出会う


この日は街をぶらぶら歩きつつ、昼から夜までバル三昧。
グラナダのバルは驚くことに、飲み物を一杯注文するとタパスが無料で一品ついてくる。何が出てくるかわからないワクワク感があって、ハシゴもしやすいのだ。

昼はサンドイッチ、夜はおつまみ系が多いかも

最後に入ったお店ではテレビでサッカー中継を流していて、お客さんはビールやワインを片手に大盛りあがり。こちらもいい気分になって他の料理を注文したら、塩気が強くてますますワインが進んでしまった。


7日目 アルハンブラ宮殿


グラナダ2日目はアルハンブラ宮殿へ。

丘の上にある宮殿へ歩いていく
入場待ちの列


イスラム建築の最高傑作と言われるアルハンブラ宮殿。クラシックギターの名曲「アルハンブラの想い出」しか知らなかったが、建築にさほど興味がない人間でも圧倒されるような場所だった。この時はまだ若かったので、今もう一度行ってじっくり見てみたい気もする。


広く見応えのあるアルハンブラ宮殿を出て、午後はまったりと過ごした。

お昼に入ったバルで出たタパスがボリューム満点
何をしているのかわからないがしばらく見てた
今宵もハシゴ酒
楽しかった!


この日は宿泊せず、グラナダ駅からバルセロナ行きの夜行列車に乗った。

バルセロナに着くのは11時間後
人生初の寝台列車


7日目 バルセロナ到着


目が覚めて窓の外を見ると、朝日と海が見えた。

ぐっすり眠れた

この日の写真は、バルで食べたご飯と、スーパーで買った食べ物、そしてホステルの部屋のテレビ画面だけだった。ゆっくりと過ごしたのだろう。

どこに行ってもこの曲が流れていた


8日目 バルセロナ観光


効率よく観光するため、バルセロナ市内半日観光ツアーに参加した。
最初に訪れたのは、バルセロナオリンピックスタジアム。ここはまぁ特に何とも思わず、お次はグエル公園へ。

グエル公園の波打つベンチ
有名なトカゲさん


ガウディのことはサグラダ・ファミリアが有名だから知っていた程度で、グエル公園もよく写真で見る所…といった感じだった。でも実際に来て、あらゆる場所に貼られたモザイクタイルを見ていくうちに「こりゃとんでもないぞ」と思いはじめる。

洗濯女の回廊
かっこよ
フェンスも芸術作品
この下で小学生が地べたに座って写生をしていた


これを見て育つ小学生たちは、どんな絵を描き、どんな風に育つのだろう。

その後は絶賛工事中のサグラダ・ファミリアへ行き、ツアーは解散。私たちはそのまま街を歩いて、ガウディ建築の数々を外から眺めた。


結果、ガウディが大好きになった私。もう一度バルセロナに行けるなら、見学できる建物は全て見学して、細かい部分までしっかりと確認したい。


バルセロナ滞在も残り1日半。あとは服が好きなBちゃんお待ちかねのショッピングをして過ごす。

バルで食べたパエリア。カディスで食べたのと米の硬さがまったく違う。
デザートが食べたくて寄った2軒目がめちゃくちゃオシャレだった


9・10日目 バルセロナでショッピング


バルセロナは冬のセール真っ只中。いろんなお店を見て回り、とても楽しそうなBちゃん。私もZARAなどファストファッションのお店で、卒業パーティーにちょうどいいセットアップとアクセサリーを安く購入でき助かった。

お昼はバルセロナを代表する市場、サン・ジョセップ市場へ。

観光客も多く賑やか


市場内にはバルもあり、シーフードのお店を選んだ。メニューを見てもよくわからず、隣の席の人が頼んだ料理がとても美味しそうだったので、同じものが欲しいと伝えた。

おすすめされたサラダ
隣の人と同じプレート

これが大当たり。こんなに美味しいシーフード、今まで食べたことがない(海無し県育ちのため)。オリーブオイルと塩のとてもシンプルな味付けだけれど、それが素材の味を最大限に引き出しているのがよくわかる。その上お店の人は優しくて、いろいろ話しかけてくれたり、頼んでもいないワインのおかわりを注いでくれたりして楽しませてくれた。

おじさんありがとう


アートが街に溶け込んでいて、エネルギーに満ち溢れていて、いちいちオシャレなバルセロナ。自分もオシャレな人間になった錯覚に陥ってしまう、ポジティブになれる街だった。

この旅最後に入ったレストランも素敵だった


おわりに


Aちゃんの留学先がスペインじゃなかったら、初めてのヨーロッパ旅行にスペインを選ぶことはなかったと思う。でもスペインに行って本当に良かった。この3年後に私はパリを拠点にいくつかの国を回ったけれど、もう一度行きたい国はどこかと聞かれたら、断然スペインだ。

20年前よりも建築やアートに興味を持っている今なら、もっと楽しめるだろうな。そう考えたら、本当にまた行きたくなってきた。

飛行機から見たアルプス山脈


スペイン旅行記・完

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なかやま
疲れた人にお茶を振る舞います。