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日本一周 7日目 【和歌山県 南紀白浜】
〜ガラケー時代に公共交通機関で旅をした24歳の記録〜
2006年4月24日(月)
串本(和歌山県)→白浜(和歌山県)→田辺(和歌山県)
朝5時過ぎに起きて、宿の目の前から始まる遊歩道を歩く。
昨日降った雨のせいで草の香りがたちこめていて気持ちがいい。
見晴台を見つけたので、そこから本州最南端の朝日を拝んだ。
帰りは芝生の丘を駆け下りたり、海へ出る道を降りて貝殻や丸い石を拾ったり。早起きするっていいわ。
ちょっと南国感のある串本。楽しかったな。
バスで串本駅へ行き、電車で紀伊田辺駅へ。
扇ヶ浜ユースホステルに(道に迷いながら)直行し、荷物を預けて自転車を借りた。
いざ、ママチャリで白浜へ。
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強い日差しと強い海風を受けながら南へ走ること1時間半。
最初に訪れたのは、白浜の観光スポット三段壁。2時間ドラマに出そうな場所で、崖っぷちには「いのちの電話」の看板が立っていた。
崖っぷちで写真を撮ろうとして後ろにコケて、近くにいる人をヒヤッとさせる私。前にコケなくて本当に良かった。
千畳敷にも行ったけれど、落書きだらけでなんだかなーという感じ。
とにかく風が強くて息ができず、すぐに退散した。
次の目的地、白良浜へ行く前に、気になっていた「反対たまご」の店を探す。温泉の匂いがしたのですぐに見つかった。
1個買って殻をむくと、温泉卵らしいふるふるの白身が現れた。口で吸って黄身とご対面すると、黄身が流れ出すことなく固まっている。「反対」というのはそういうことらしい。その黄身の固まり具合が絶妙で、芯までねっとりとして舌に絡みつく感じ。そして塩を付けてないのにちゃんと塩味がして美味しい。え、美味しい。なんだこれ。
旅7日目にして、この旅のもう一度食べたい味No.1と出会ってしまった。
舌に反対たまごの余韻を感じながら、白良浜へ。
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白良浜は、不自然なほどに真っ白な砂浜だった。白い砂の中には貝殻の破片が混ざっていて、それがキラキラ光っている。
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眩しすぎるし、特にやることもない。
一人で来る場所じゃないかもしれない。
帰りは無心でひたすらペダルを漕ぐ。
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途中で、行きに気になった「とれとれ市場」へ。
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熊野で食べそこねた「めはり寿司」と、伊勢で食べそこねた「まる天」のじゃがバター天を夕食用に買った。
まさかママチャリでそんな遠征をしたとは思っていない宿主さんに自転車を返し、夕日を見るために扇ヶ浜へ。
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ベストポジションに腰を下ろして待つ。どんどん風が冷たくなってきて寒い。
岩の後ろに隠れて待ったけれど、綺麗な夕日は見られなかった。
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夜、ユースホステルの談話室にいたアイスランド人のおじさんに話しかけてみた。
ほとんど英語が話せない私と、辞書を片手に頑張って日本語で答えようとするおじさん。私がわかったのは、おじさんが明日広島に行くということだけだった。
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