【日本一周】8日目 和歌山・大阪
〜ガラケー時代に公共交通機関で旅をした24歳の記録〜
2006年4月25日(火)
田辺(和歌山県)→和歌山(和歌山県)→なんば(大阪府)
紀伊田辺駅から天王寺駅までの切符を買い、今日も見慣れない色の列車に乗る。いちいち新鮮。全てが新鮮。
和歌山県の中心地も見ておこうと、和歌山駅で途中下車。とりあえず和歌山城へ行ってみる。
お城自体には興味がないので城の周りの広い公園を歩いていると、無料の動物園を発見。ありがたく入園する。
子どもに混ざって、自分でも意外なほど楽しむことができた。
再び公園を歩いていると、近くから音楽が聞こえてくる。一体何だ…?
と思ったら、前のダンディなおじさまが歩きながらハーモニカを吹いていた。いい公園だ。
せっかく和歌山に来たので、和歌山ラーメンを食べてみよう。
持っていたマップが細かくなかったので目当てのお店は見つけられれず、駅前の店を適当に選んで入った。誰かに聞けばいいのに、当時その考えはなかったんだなぁ。
これにて和歌山県とお別れし、大阪へ移動。天王寺駅で電車を降り、徒歩でなんばへ向かった。大阪の日本橋は秋葉原のようだった。なんのこっちゃ。
たこ焼き激戦区で見つけた「たこせん ¥100」が気になったので買ってみると、2まいのえびせんで2個のたこ焼きをサンドしているものだった。
たこ焼きは中がトロットロで、これが大阪のたこ焼きなのかと衝撃を受けた。たこ焼きだけで食べたい。
続いてもう一つ気になった「キャベ焼き ¥100」も買ってみると、こちらは具がキャベツと卵と天かすだけのお好み焼きみたいなものだった。
これがまた美味い。生地のトロトロ感とソースの味がたまらない。すごいな大阪。
まだ物足りないので、来る途中で見つけた味のある雰囲気のたこ焼き屋へ。
するとおじさんが「タイムサービス」と書かれたパックを手渡してきて、「まだ温かいから」と押し売りをされた。安いのは嬉しいですけどね。
一個食べてみると、中のタコはまだ熱々だった。
ほくほく顔で通天閣に向かって歩いていると、商店街のお店はもうほとんど閉まっていたが、ワゴン車で何かを売っているおじさんに声をかけられた。
「おねえさん、青森のりんご買いませんか?1kgで…」
徒歩だから重いのムリだし、お金もない。買えない事情を説明すると、「そうですか…よし!おねえさんにこのりんごを1個あげましょう!」とおじさん。遠慮なくいただき、お礼にブログで紹介しますと伝えた。(ちゃんと紹介しました。)
振り返ると、すぐ目の前に通天閣がそびえ立っていた。いいね。
それからテレビでよく見る大阪の風景を見て、漫画喫茶へ向かった。
写真の整理と情報収集のために、数日に一回は漫画喫茶に泊まることにしている。今宵の漫画喫茶には、こんな食事メニューがあった。
大阪はヒレカツのことをヘレカツと呼ぶのか?それともこのメニューを作った人のクセなのか?と考えながら、タイムセールのたこ焼きと青森のりんごを食べた。