1.グレート コンジャンクション
2020年の12月に、水瓶座01度でグレート コンジャンクションが起きます。
グレート コンジャンクションというのは、木星と土星がコンジャンクションすることです。どうしてこのコンジャンクションが「グレート」という呼び名で重視されているかというと、木星も土星も社会性をあらわす天体なので、「その後の社会情勢を予測するうえで大切なコンジャンクション」とされているからです。
冥王星も含めてトリプルコンジャンクションとする説もありますが、このとき冥王星は山羊座にありますので、私はトリプルコンジャンクションとはしません。
グレート コンジャンクションは、およそ20年ごとにおきます。だから、通常のグレート コンジャンクションは、その後20年間の社会情勢の推測に役立つものとなります。
だけど、このグレート コンジャンクションが特別なわけは、そのグレート コンジャンクションが起きるサインのエレメント(火地風水)が移動することにあります。(これはグレートミューテーションまたはグランドミューテーションと呼ばれています。)
今までおよそ200年間は(移行期の一部の例外を除いて)、このグレート コンジャンクションは、牡牛座・乙女座・山羊座の「土」のエレメントのサインで起きてきました。
それが、2020年12月のグレート コンジャンクションより後およそ200年間は、双子座・天秤座・水瓶座の「風」のエレメントのサインで起きることになっています。
なので、このグレート コンジャンクションは、いつもの20年予想ではなくて、これからの200年間予想を担っている、切り変わりが特別なグレート コンジャンクションと言われているわけなのです。
正確なグレート コンジャンクションの日時は、2020年12月19日(土)22:08。このときから、200年単位での「風」の時代が本格的に始まると、予想されています。
だけと、と、いうことはです。
あたりまえのことではあるのですが、今までの200年間の「土」の時代は、これで終焉を迎えることになります。
この200年間を締めくくる言葉としては、もちろん「土」のサインが持っている「物質」ということもあげられるわけですが、そしてまた、お金ということと密接に結び付いた「経済」ということが言えるのではないかと思われます。それと「身体」と結びついた「健康」というのも、「土」の象意になります。
「経済」というものが、この200年間のあいだに私たちの社会にいかに浸透したのかは言うまでもないことですが、でもよくよく見てみると、この「経済」というものは、「土」のエレメントだけでできているのではなくて、ほかの要素も多分に含んでいるようにも思えますので、さておき。。。
「物質」ということにおいては、この「土」の時代が満期を迎えて終焉するということは、ひょっとしたら、これから先の私たちは、少なくとも生きて行くうえでとても大切な「衣食住」=「土」に困ることはなくなる、という大前提を手に入れることができる可能性があるようにも思えてきました。
もし、そうでなかったら、とりあえずにしろ「土」のエレメントのグレート コンジャンクションが終焉するということにはならないのではないかと思われるからです。
人は、欠けているものを補うために突き進む性質も持っていると思うので、もし「土」が充分に満たされなかったら、次のエレメントの課題に向かうことはできないのではないか、と思いました。
もし、この仮説が正しいとしたら2020年の「風」のエレメントのグレート コンジャンクションから200年間は、わたしたちは過去の歴史の記憶が持っているような、「食うに困って動き出す」という動機、または、物資的な不足の不安が根底にある「富への飽くなき追求」からは解放される時間を生きてゆくのではないか。
だとしたら、なんという解放、
なんとうれしいことでしょうか。