射手座01度「共和主義大軍のキャンプファイヤー」
射手座01度 のマーク・エドモンド・ジョーンズのサビアンシンボルは、Grand army of the Republic campfire.「共和主義大軍のキャンプファイヤー」。
ここには、自分たちの大切な目標のために、みんなと力を合わせて熱く戦うようすが描かれているといわれています。
このサビアンシンボルの原文 Grand army of the Republic campfire. を、「共和主義キャンプファイヤーの威厳ある軍隊」と日本語に訳している人もいるし、「共和主義の威厳ある軍隊のキャンプファイヤー」と訳している人もいるので、あれっ?と思い調べてみました。
それで調べてみたら、アメリカには Grand army of the Republic という退役軍人の組織があったことがわかりました。Grand army of the Republic はGARと略されていたそうです。
GARは、米国南北戦争を務めた連合軍の退役軍人で構成された組織で、1866年に設立され1956年に解散したそうです。 またアメリカの政治における最初の組織的擁護団体となったり、黒人退役軍人の議決権を支持したり、退役軍人の年金を確立したりもしたそうです。共和党の候補者を支持するよう議会に働きかけたりもして、 会員数はいっときは40万人を超えたといわれているそうです。
ようするにこのサビアンシンボルは、このGARという団体のキャンプファイヤーが描かれていることがわかりました。
ちなみに、ルディアはこのシンボルを Retired Army veterans gather to reawaken old memories. と書き換えていて、この英文は「退役軍人が古い記憶を呼び覚ますために集まる。」と翻訳されています。
GARはたしかに退役軍人の団体であったことは確かなのですが、その活動内容にまで触れてみると、退役後も自分たちの大切な権利の獲得のために、熱い心と一致団結する姿勢を持ち続けた人々のようにも思えてきます。
熱い心と集団性を持ち続けた人々であることや、精神性や理想を追い求める姿は、とても射手座らしいと思いますが、その戦う場はほんものの戦場ではなくなっていて、その当時の社会や政治の場になっていたわけなのですね。
このことは今回調べてみる前までは、ちょっと考えてなかったポイントだと思いました。
01度なのでドデカテモリーは射手座。ですので、射手座の性質がそのままピュアに発揮されている度数です。
射手座というと、山羊座のひとつ前のサインであるために、その青臭さと言いますか、ついつい「大学のような」みたいに、うっかり社会性が未体験な印象とかを持ってしまうところがありますが、そうではなくて、戦う場はいろいろなところが想定できるわけなのですね。
今回このことを調べてみて、グレードアップして行く火のエネルギーである射手座が持つ、「自在性」「自由性」みたいなものに触れることができたように思えます。