天秤座23度「おんどり」
マーク・エドモンド・ジョーンズの天秤座23度のサビアンシンボルは、Chanticleer.「おんどり」。
ここに使われている Chanticleer は、「おんどり」という意味での日常の英語としては、あまり一般的ではありません。ですので、ここに Chanticleer 「チャンティクリア」という言葉が使われている理由は、「おんどり」という意味の背景に、文学やストーリーテリングの設定に関連している可能性が推測されることになります。
ここに使われている Chanticleer 「チャンティクリア」というのは、『カンタベリー物語』の中に出てくる、擬人化されたおんどりの名前となります。
『カンタベリー物語』というのは、14世紀のイギリスの詩人ジェフリー・チョーサーによって書かれた物語集で、これは、カンタベリー大聖堂への巡礼の途中、たまたま宿で同宿した様々の身分や職業の人々が、旅の退屈しのぎに、自分の知っている物語を順に語っていくという設定になっています。