乙女座20度「キャラバン自動車」
乙女座20度 の、マーク・エドモンド・ジョーンズのサビアンシンボルは、An automobile caravan.「キャラバン自動車」。
ディーン・ルディアはこの乙女座20度のサビアンシンボルを、A caravan of cars headed to the West Coast.「車の一行がウエスト コーストを目指している」と言い換えました。ウエスト コーストとは、アメリカの西海岸のことを指しています。
ルディアがこの新しいサビアンシンボルについての本を書いていたのは1970年頃のことですので、このときには十分に、当時ニューエイジと呼ばれ流行していた1960年代の精神世界のムーブメントを意識して、書き換えたものと思われます。このムーブメントの主流は、ヒッピーとよばれる若者たちが、ウエストコーストで自由で開放された生き方を目指すものでした。
そもそも caravan「キャラバン」というのは、列になってともに旅をする、馬車やラバやラクダの行列のことを指す言葉でした。ヨーロッパにおいても、かつて、幌馬車を使ってキャラバン隊をつくり、各地を放浪しながら生きていたロマと呼ばれた人たちがいました。