双子座28度「破産宣告された人」
マーク・エドモンド・ジョーンズの双子座28度のサビアンシンボルは、A man declared bankrupt.「破産宣告された人」。
これは目にしたときにドキッとするサビアンシンボルのひとつです。多くの人は破産宣告なんて受けたくないと思って生活していますから、ネガティブなサビアンシンボルだと感じてしまう人が多いのも、当然なことだと思います。
そのこともあってか、ディーン・ルディアは、この双子座28度のサビアンシンボルを、Through bankruptcy, society gives to an overburdened individual the opportunity to begin again.「重荷を背負った個人に、破産を通じて社会が再出発の機会を与える」としました。
この言い換えからは、「破産は良くないことと思うかも知れないけれど、それは別の見方をすると、重荷を背負って身動きできなくなってしまった個人に対して、社会が再出発の機会を与えてくれているともいえるのだよ」という、ルディアの思いやりのある姿勢を表わしているといえます。