[枯山水]美しい庭園を作り競う雅なボードゲーム
今までプレイしたゲームの中で1番好きです。愛してます。なので意見は偏っていますが…その魅力を紹介します。
まずどんなゲーム?
1番美しい庭を作った人が勝ち。単純。
「美しい」基準が決まっていて(模様が途切れていない、石の種類と配置etc etc)、最終的に1番得点が高い人が勝ち。
少しだけルール
手順1 タイルを引いて…
①配置する②一時保管する③廃棄する④誰かに譲渡する のいずれかを行う。その後、
手順2 ①徳を得る②駒の移動③石の購入と配置④作庭家カード使用 のいずれかを行ったら手番終了。全員の庭ができあがるまで繰り返す。これだけ。
魅力①なにはともあれビジュアル
毎回なんともいえない達成感です。とりあえず写真撮ります。満足いく庭ができれば、勝てなくてもいいかなと思ったりします。でもたいがいあと一歩だなーって終わっちゃって。もう一回ってなります。勝っても負けても、また庭が作りたくなる。良いゲームです。
で、ルール的な話。砂のみのタイルは横は全て繋がるようになっている。渦が描かれているものがあるので縦は繋がらなくなることもある。さらに苔があるものは繋がりにくくなるが、得点が高い。そして見栄えが良い。これがスゴい。ゲームデザインとしても良いビジュアルである。
魅力②意外とわかりやすいルール
手番での手順は先述のとおりです。けっこう単純。その上、引いたタイルは譲渡できたりするので、自ずと協力プレイになったりします。ルールの助言もしやすい環境になりますので、初心者も安心。
魅力③いろいろなプレイが楽しめる
②でも書きましたが、協力プレイ的な要素もありつつ…もちろんゲームは個人戦なので、メンバーのキャラやタイルの引き、各々の作戦、その場のノリなどによって大きくプレイ感が変わります。同じメンバーでも毎回違う庭を目指すので、飽きないのもよいですね。
魅力④運と作戦のバランス
タイルの引き運に左右されることありつつ、そこは譲渡や強奪(後述)でカバーできたり。目指す庭により石を配置するものの、作庭家カード(特殊能力的なもの)でそれも変更したりとバランスがよいです。
魅力⑤「徳」という概念
自分の手番では徳を得ます。石を配置するために徳を使います。人にタイルを譲渡すると徳をたくさん得ます。また他プレイヤーの手順1の時に徳を消費することでタイルを強奪することもできます。「徳の高い行動ですぞ」「あなたバチがあたりますよ」などの発言が飛び出し、妨害されてもなぜか楽しめたりします。
魅力⑥コスパ
2020年4月現在、Amazonで7355円。(僕が買った時はもう少し安かった気がしますが)決して安くないこのゲーム。しかし、しかしですよ。ワンゲーム1時間くらいとして、もう既に20ゲームはしているでしょう。てことは、ざっと20時間。安いとはいえ、10〜20分で終わるカードゲームを20時間やり、なおかつこれからもやり続けることはできるでしょうか。
枯山水はこれからもやり続けると思います。そう考えると、この値段は決して高くなかったと思います。
まとめ
どこかのレビューでバランスの悪いゲームだと評価されているのを見たことがあります。
少しルールに突っ込んだ話…自分のボードに配置できるタイルは15枚。つまり基本的に15手番あると考える。ざっくり15弱の「徳」を石に費やし庭を作るだけ。なのに、さらに譲渡や強奪という不確定要素により、その徳は得れるかどうかもわからない。なおかつ作庭家カードという特殊能力は明らかに使えるものとそうでないものがある。タイルもカードも引き運である。そりゃバランス悪くみえる。
でもね、このゲームの場合、それらも含めて良いバランスなのかなぁと思います。全力で考えて勝ちにいくし、負けたら悔しいけど、どう終えても全員のできあがった庭を見てみると満足感があるというか…ルールに文句を言うでもなく、「もう一回」となるゲームです。
こないだ作った庭。けっこういい勝負で
僅差で一位でした。こんな僅差見たことない!…1人を除き。
詳細なルールは需要があれば書きます。
とにかくおすすめゲームです。
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