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デジタル思考の世の中に移行してきていることの考察


「要約」

飲食チェーン店から段々とデジタル思考の店舗へと
変わっていくと考えられる。
デジタル思考の世の中の考え方や、
どうなっていくのかということを考察してみる。


こんにちは。こんばんわ。北里明日香です。
いつも読んでくださる方、
今回から読んでくださる方、
いろいろな方がいらっしゃると思います。
私の記事の考え方は「読んで考えさせられること」を
テーマにしています。
他のnoterの方とは違って、多方面からの視点、
専攻をしている社会学からの視点を取りつつ、
できる限りわかりやすく記事を書いています。
大体2000〜3000文字程度で書いていますので、
読みやすく、読後感がある記事に仕上げています。
ささやかながらもサポートも頂いておりますので、
無料記事とはいえ、ほぼ有料記事並みの内容に
しておりますので、読んで損はないようにしています。
どうかよろしくお願いします。




■ 以前の記事にて予測的中したことのご報告



以前に書いた記事についてです。


この記事を読む読まないは読者の皆様に任せます。
そこで指摘した内容が以下のものになります。

「回転寿司で“迷惑動画” の騒動から見えてくる問題点」の記事にて指摘した内容


すると、土曜日の読売ONLINEの記事にはこのように書かれていました。

「手軽な外食」手間増える、卓上調味料やコップ撤去・回転ずしの皿にカバー…迷惑行為受け  2023/02/18 13:42

飲食店で相次ぐ迷惑行為を受け、外食大手各社が卓上の調味料を撤去したり、料理にカバーを取り付けたりといった対策を進めている。安心して食事してもらうための苦肉の策だが、客も店員も手間が増えることになる。ごく一部の心ない人たちによる迷惑行為が、安くて手軽な日本の外食風景まで変えつつある。

読売ONLINE・2023/02/18 13:42
記事URL https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230218-OYT1T50080/


読売ONLINE・2023/02/18 記事より引用


実際に私の記事で書いたこと、
指摘した内容は現実のものになってしまいました。
まずは「共用スペース」の部分の撤去が始まりました。
今後は「個別包装」などの対応を経て、
最終的には飲食店側が設備投資をして
完全監視店舗の段階へと移行していくのだろうと
私は考えます。


このような社会の変革を当てることは
勉強していれば予測できます。
むしろ、加害者側に賠償責任をー、
とか言っていた人たちや
ペロリストに制裁をー、とか
言っていた人たちは、
恐らくコンテンツとしての消化をしていると思われます。
こういうことに対しては無頓着だと思われます。
物事を冷静に見ていないために、
気付いた時には「不便な世の中だなぁ」と嘆くわけです。




■ デジタル思考の世の中に移行してきている




私はこの飲食店の騒ぎを考えてみて、
デジタル思考の世の中に移行してきているのだなぁと
思いました。

デジタル思考というのはこういうことです。
0か1か、の2択しか考えられない人。
善か悪かの2択でしか考えられない人。
白か黒かの2択でしか考えられない人。
要は単純明快な右から左かというような、
AかBかでしか物事を考えられないような人たちのことです。

物事には2択で考えるようなことはありません。
さまざまな物事は右か左で決まるようなことでは
ありません。
複合的な要素があって、
いろいろな物事を考えることができると私は考えるのです。

今回の騒ぎをみて、すぐに調味料などの撤去が始まる。
こういったこともデジタル思考です。
共有する調味料にイタズラをする人がいる。
だから、即座に共有する調味料を撤去する。
これはあまりにも稚拙な考え方だと思われます。

仮に考えるならば、客層を分析してみる。
イタズラをするような客層が多い店ならば、
調味料を撤去する。これはわかります。
逆に分析をしてみてイタズラをするような客層が
ほとんど来ない店ならば、
共有する調味料は置いておけばいいのです。

ただし、飲食チェーンとしてはしょうがない点も
あるかと思われます。
大半の客層がイタズラをするかもしれない客層を
相手にしているからだと思われるからです。



■ デジタル思考の行動変化の具体例




具体的なことをいえば、
私はかつて友達とファミレスに行きました。
そこにはタッチパネル式のタブレット注文機器がありました。
店員さんに声を掛けて注文するのと、
タブレット機器にて注文するのと、
どっちが早いのだろうかと観察したことがありました。
すると、タブレット機器にて注文したほうが
早いということがわかりました。

このシステムの解説をしてみることにします。
ファミレスにはタッチパネルタブレット式にて
注文するシステムを採用しています。
すると、店員さんの動きはこのようになります。
ホール内で注文履歴を確認する。
注文履歴の上位の順に行動していく。
フロア内を行動している時には、
その他の情報は入ってこないことを前提としている。
だからこそ、急に声を掛けられて注文されると
想定外の事態の対応となり、混乱してしまう。
よって、タブレット式の注文方法のほうが、
早く動いてくれる。ということです。

このような行動変化というのは、
デジタル思考が入ってきているからなのだと、
私は考えます。
ロボットとほぼ一緒ということになります。
店員さんの役割としては、注文されたものを
お客様のところに安心安全に運ぶこと。
その動線上においての予測不能な注文には
対応しにくいということ。
優先順位の最善手が安心安全に運ぶことになっている。
そのために、いつも片付けることが遅いのです。
ファミレスあるあるではないですが、
テーブルを片付けていないまま放置していることが多いと思います。




■ デジタル思考になると考えなくなる



デジタル思考になってしまうと、思考能力は奪われます。
思考放棄といってもいいかもしれません。
その典型的な例がテーブルの片付けがおろそかに
なっているということだと思われます。

恐らく店員さん側としても、
片付けることも大事なのは熟知していると思います。
しかしそれよりも重要なのは、
安心安全に運ぶこと、早くお客様のもとに
商品を持っていくこと。
そういうことをお店側が優先順位の上位に
していることだと思われます。

本来は店員さんが自発的に要領よく業務を遂行するのが
いいのですが、
飲食店の業務の複雑化や人手不足がそうさせているのだと
思われます。

完全自動化、完全監視店舗については、
もう少し先だとは思いますが、
そう早くないうちに実現する日が近いと思います。
ただ、その時の居心地感の悪さというと
なんとも形容しがたいものがあるかとは思います。
とはいえ、人間というのは適応していく生き物でもあるので、
その時には居心地の悪さなどは忘れてしまうのかなぁって思う
今日このごろなのです。


でわ。


北里明日香(Asuka Kitazato)
2023/02/19
19:08

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