何かに依存しても、いいんじゃないの?


 恋愛依存なんて最高じゃないか



前回の「脳内物質という快楽物質を覗き見てみる!」も
やや反響があった、知らない読者の方は読んでみてはいかが。
この記事を読まなくても十分、面白いように文章構成はしている
「セックスが好きだ」なんておおっぴらに言う人は
あんまりいないと思う。
そういうものって基本的にオブラートに包まれているものであり
あまりその内容について大々的に言われてないのは事実。
だから「anan」などの年一回のセックス特集などは売れるわけだ。
快楽物質ドーパミンがよく出るわけだから、本能的にしたいと
いう気持ちはわからないでもない。
お互い求愛中のパートナー同士が男女とも恋人の写真を見ると
ドーパミンが活性化したという実験結果があると
本書には書いてあった。
恋人の顔を見たら、客観的な判断すら吹き飛んでしまって
相手の姿を楽しもうとしているというのである。
次はどこにデートに行こうかとか、どういう過ごし方をしようか
とか、のんびり公園で二人でまったりと過ごしたいとかなのだろう。
「恋は盲目」や「あばたもえくぼ」というのは
往々にして当たっているのだ。
先人たちもよく知っている。


限度を超える依存症だけならずに適度に依存



私は「快楽に溺れよ」みたいなことは言わない。
人生を快楽に溺れるくらいにもうめちゃくちゃやりたいのであれば
「快楽主義の哲学」(澁澤龍彦)文集文庫があるので読んでみるといい。
私はその本を持っているが、冒頭から飛ばしている。
「人生には、目的はなんかはない」
最初から身も蓋もないことをいってしまえば、人間の生活には
目的なんかはないのです。人間は一種の生物ですから、
食って、寝て、性交して、寿命がくれば死ぬだけの話です。
「快楽主義の哲学」(澁澤龍彦)文集文庫 より引用
おお、なんてぶっ飛んでいるのでしょう。冒頭からこれですよ。
ここまでいくと、もはやすごい。というかちょっと行き過ぎ。
興味があればブックオフか古本市場で100円で売っているからどうぞ。
とはいえ、この本はつい最近出たばかりの本でなく
昭和40年には書かれている本だから興味深い。
それにしても、現代社会において依存物質がないほうがおかしいくらい
依存症になるものが多い。
タバコにお酒にギャンブルに恋愛にセックスにゲームにSNSに
人間関係に、数えあげればキリがない。
みんな何かに依存していると思われる。
ただし、依存にも限度がある。限度を超えるから
依存性になるのではないか?



 うまく付き合ってこその依存症



人間というのは快楽物質ドーパミンが出るのは間違いないのであるが
これが面白いように、「慣れ」という状況に陥ることも知って
おかなければならない。
例えば、NOTEで初期の頃は、スキが5つでもついたら
ものすごく嬉しいというドーパミンが出る。
そのために、記事をまた書いたりするわけである。
SNSでも同じ構造で、フォロワー数がガンガン上がって
ご自身の発言に影響力でも入ればものすごくドーパミンがある。
リツイートがどんどんされて、物議を醸し出すレベルになると
快楽物質がガンガン出るだろう。
恋愛もそうだと思うけど、付き合って間もないカップルは
ひとつひとつのやり取り何をしてもがフレッシュだ。
その度にドーパミンが出る。
ただ、面白いように人間には慣れが生じて
一度や数度経験すると、もっとドーパミンがほしいとなる。
人間は欲深いわけである。
構造を理解しつつ、ある程度でコントロールできれば
これを使う手はないのではないかということを
私は言っている。



数ヶ月に一度に大量のドーパミンを出しまくれ!




受験シーズンも終わり、卒業・入学式であるが、いい例があるので
こういうように書いた。
例えば高校受験でも大学受験でもどっちでもいい。
少なくとも、自分の中での一番上位の高校や大学に行きたいであろう。
私は社会学をやりたかったので、その分野の上位の大学を考えた。
そうしてコツコツと長期的に受験勉強をした。
受験勉強を頑張りなさいということを言ってるわけでなく
長期的なプロジェクトを頑張ってみるのが大事ということである。
資格だろうが、仕事のプロジェクトだろうが、文芸賞であろうが
なんでもよろし。
その間に、中期的な依存物質、恋愛であろうが、有効的な人間関係だろうが
恋人とのセックスでもして、脳内物質をドンドン出せばいい。
中期的から短期的にシフトして、酒やタバコなどを長期的なプロジェクトや
中期的なプロジェクトのために、使ってみるのもいいと思われる。
長期的なプロジェクトの成功報酬
(ドーパミンの出る量はものすごいらしい)
それはそうである、ずっと溜めて溜めた結果の報酬なのだから。
続かないから、中期的、短期的にドーパミンを得ながら
コツコツやればいい。
そうするとコントロールできるのではないのかと私は仮説してみる。
毎日、恋人に会うのもいいけど、月イチで会うほうがいいのでは?
そんなことを書いている中で、お酒をガンガン飲みつつ
この記事を書いていてタバコ何本も吸っているような
私はどうかしていると思う。

※2020年9月18日現在:タバコは禁煙状態で吸っておりません。ガチで。
どのように禁煙成功したのか知りたい人がいればコメント欄へ。

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by Asuka Kitazato 北里明日香




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北里明日香(Asuka Kitazato)
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