文章を書くことは論理的思考も鍛えられる
「文章を作るにも論理的思考力が必要」
こんにちは。こんばんわ。
北里明日香です。
まずはこちらから。
■ 作文が書けない中学生が増えた
「作文が書けない 中学生、添削指導なく」
受験考
URLを貼ってもいいのですが、
大半の読者はリンクに飛びません。
私自身も余程のお気に入りの書き手の人や
大ファンの著者の人の場合のリンクでは、
そのリンク先に飛んで読みますが、
これ読んでこれ読んで!みたいな感じのリンク先は
ボタンを押しません。
そもそも強制広告はさておいて、
noteでもブログでもツイッターでも同じですが、
リンクをバシバシ貼る人は書き手に向いていません。
よく考えて下さいな。
書き手としては、何かの話題を取り上げる時や
何かを知ってほしいときに、リンクを貼ります。
むやみやたらにリンクを貼るのはオススメできません。
読み手としては、リンクばかり貼られるのは
非常にストレスを感じてしまいます。
もちろんのこと、大変重要で有益な情報のリンク先ならば
大多数がリンク先に飛びますが
重要で有益な情報をリンク先に指定するような
書き手がいると思いますか?
どうしてわざわざ有益な情報を無料公開で書いて
リンク先を貼り付ける人がいるのでしょう。
まずはそこから考えることを始めないといけません。
話は長くなりました。
どうやら、画像の要約としては、
「作文が書けない中学生が増えている」
ということです。
なぜか?
Thinking Timeを30second渡します。
考えてみてください。
■ 言葉が使えない若い世代たち
当たり前なのですが、上記の命題に対して
答えというのはありません。
最善的な要因や原因などは上げられます。
まさか、北里明日香の読者の方で、
「これが答えだ!」なんていう人はいないと思います。
というか、そんな層を読者ターゲットにはしていません。
■ 考えられる要因は何なのだろうか
デジタルデバイスが増えたから
生まれてからネット社会で生きてきたから
本を読まなくなったから
勉強嫌いになったから
そもそも大人ですら作文を書けないだろバカ
マンガばかり読んでいるから
そもそも書くことがないから
正直わかんないし、どーでもいい
etc
などなどが挙げられます。
最後の正直わかんないしどーでもいいっていうのは
思考力の放棄ですのでこれは最低最悪の解答になります。
こういう場合の問題解決法としては
仮説に検証を繰り返していく。
過去を調べていく。
そういった方法をとるのも一つです。
つまり他にも方法はあるわけです。
● デジタルデバイスが増えたから
大体わかります。
アナログデバイスが減っていき
デジタルデバイスで代用していく。
例えば、読者の方は日記を持っていますか。
わたしは持っています。
torinco6が一番使いやすいです。
スケジュール記録に右側は白紙で自由に書くことができる。
ただし、わたしもそうですが、電話番号を覚えることが
無くなりました。
● 生まれてネット社会だから
これもなんとなくわかります。
わたしは大学3回生ですが、生まれてから既に
ネット社会でした。
さすがにスマホはありませんが、
ガラケーはありました。
家族も既にPCを所持しており、
使わせてもらった記憶があります。
最初はyahooやGoogleからの検索をしていき
ある程度の段階で掲示板書き込みなどをすると
長文は忌み嫌われるというのは実感しました。
● 本を読まなくなったから
これも確かにわかります。
わたしは子供の頃から本が好きでした。
活字本に抵抗がなかったのです。
活字本を読むということは
著者と会話をしているような感覚になります。
最初は難解な文章だなぁと思ったりもしました。
わからないこともありました。
でも、ある程度の本を読んでいく内に気付きました。
著者と相性があるんだなっていうことに気付いたのです。
わたしが好きなのは、村上龍氏などですが、
村上龍氏の作品の大体を読むとわかってくるのですが、
この村上龍氏は前半の文章はとてもリアルな描写や
書いていることの文章、また言葉に対して
ものすごく言霊が入っている。
言葉が活き活きしていることが多々ありました。
そして中盤辺りからそのエネルギーが落ちてきて
後半はダレてくるようなことが多かった印象です。
というように、好きな著者を見つければ、本を読むということは
あります。
ただし、上記はわたしの個人的感想であって、
大多数の同時期の人たちが活字本を読んでいると思ったら
そうではないと思いました。
わたしが高校生になっている時には、本よりスマホが多かった気がします。
● 勉強嫌いになったから
勉強嫌い=作文が書けないというのは
なかなか説明がつきません。
もちろんのこと、勉強嫌いになれば
勉強をしなくなる。
勉強をしなくなると国語の学力も落ちてしまう。
ある程度の国語の学力があれば作文は書けます。
ただし、現代文を学ばない。国語の勉強をしない。
そうなると、作文は書けないと思われます。
● マンガばかり読んでいるから
これもあると思います。
確かに活字本よりもマンガのほうがわかりやすいですし
コミックスならば娯楽にもなる。
ただ近年は教養的なマンガもありますし
一概にマンガばかり読んでいるとダメだとは言い切れません。
教養的なマンガは本当に増えました。
逆にそういったマンガを読むだけでも作文を書くことができます。
活字本は苦手でもマンガはオッケーという同年代はいます。
● そもそも大人ですら作文が書けないだろバカ
意外や意外なのですが、若い世代の女子大生として
思うのは、大人って作文書けますか?ってことです。
知り合いのいまいずみさんはオッサンですが、
作文書けますか?と
いまいずみさんにLINEを送ったところ
「作文?俺は書けるよ、それがどーしたの?」って返ってきました。
とはいえ、作文が書けなくなった大人が居るか居ないかとはいえば
居るというのがホンネだと思います。
最近、コンビニの本棚のコーナーで
RayやCanCamやarなどをチラ見しながら、
ビジネスコーナーっぽいところを見ると
初心者がEXCEL使える系の実用系雑誌を見受けます。
いまならGoogleのSpreadsheetでもいいのになぁとも思いつつ、
初心者EXCEL本を手に取り、立ち読みをしてみると、
中学生・高校時代に習ったようなことを
ドヤ顔っぽく書いているので驚きました。
これってどう考えても中高年の方向けですよね。
例えば、セル =B3*C1 ではなくて
セル =B3*$C$1 は絶対参照って書いているのですが、
その辺りはもう習ってますよ。
というように、平気でそういう本が売っているコト自体が
知能の低下を招いているのではないかと思うのです。
恐らくは、中高年の方も作文というのは書けないと思います。
■ 作文というのは文字通り文を作る
作文が書けない=悪い
作文が書ける=良い
みたいな善悪の区別ではありません。
わたしが問いかけているのはそういうことではありません。
日頃、学力低下が顕著になり、いよいよ作文すら書けなくなったのかと
憂いているわけではないのです。
文字通り、作文というのは「文(章を)作(る)」ことであり
作文です。
意外と難しいようで簡単といえば簡単です。
ただし、重要なことがあります。
意思疎通としてのツールであり、
「書き手の書いた文章の意図が読み手に伝わること」
が大重要です。
人間はデジタル脳ではないです。アナログ脳です。
よって、書いた文章が100%伝わることはありません。
ただし上手い書き手ほど読みやすく70〜80%くらいで
意図を伝えます。
結論的に言えば、書き手の思った事や意図が
読み手に伝われば良い。
ただそれだけのことです。
そのために必要なものがあります。
少なくとも「書くという能力」
「AはBであり、Cでもあり、Dかもしれないが、Eである」
というような論理的思考能力。
また自由な発想能力。
さらには、婉曲的な表現力や、隠喩法や暗喩法などの
レトリック。
こういったものはテクニックになるのでまた別だと思います。
というように、何かを他者に伝えるためには、
様々な表現方法論がありますが、
手っ取り早いのは口頭で言うことや
文章で伝えることです。
ツイッターには140文字制限があったりします。
またLINEでは長文はあまり好ましくないといわれます。
スタンプで済ますという記号論理的なコミュニケーションのやり取りは
言葉の自動機械化であって、単なる記号のやり取りに近いものがあります。
A=おはようスタンプ ならば B=おはようスタンプ
という記号的交換儀式。
こういったものに慣れてしまうと、思考能力が欠落していくと思います。
noteでもそうですが、意外と読みにくい文章があったり
短文形式ですが、何を言っているのかわからない記事
とりあえず流行りに乗ってみた感じの記事
商品紹介かよってツッコミたくなるような記事
結構多いですよ。
劇的に上手くなれとは言いませんが、
ある程度の文章作成能力があったほうが生きやすい世の中だと思います。
でわ。
北里明日香(Asuka Kitazato)
2022/06/20
午前0時20分
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