明日終わる日記0510 クリームソーダを飲んでいいですか
リビングの窓と玄関の扉を開けると、家の中に風が吹く。
1日鬱屈していて、笑顔を作っていた。
日曜日だって、いつだって、踏み潰される対象だよ。
何とは無しに放ったリップサービスが大きく大きく捉えられ、勝手に広められて
助けてという声や表情は小さく小さく捉えられて、見て見ぬふりをされる。
私のことは私自身でなんとかできっからさ、あなたが気持ちが良く私を殴るのなら、
その前にとりあえずクリームソーダを飲んでいいですか?
誰も信じてはならない。心を開いてはならない。
その場限りの悲しみや怒りなら、全部笑って知らぬふりをすればいい。
そうなんだよ、世の中。
知った。うける。
でも違うと思いたいよ、私は。
君にはもう言わないけれど、私はずっと怒鳴るし、泣くよ。
そうやんなきゃ変わんねえから。変わってこなかったから。
なんで君は今を普通に生きてこれたの?
誰かが怒ったからだよ、悲しんだからだよ。
知らねえか。知れる場所じゃねえか。
政治的なことを言うなとか、なんだとか。言わなきゃお魚券だし、この先ぶっ倒れるぜ?全部が壊れるぜ?
多少の犠牲はとか、私ならこうするとかいうマチズモは全部全部人をころしてんだよ。
他人は変わらないけど自分が変われば良いとか、努力をすれば必ず報われるとか、そういう戯言ばっかり言える人生って素晴らしいよね。美しいよね。
気持ち良いよね。
自分が変われる世界、努力をすれば報われる世界で生きてきたのか。
でも、声をあげる、人を変えようと社会を変えようとする努力は認めない?
へえ、きれいだ。
300万近くの声が上がってんだよ。怒りをきけ。叫びを見ろ。
ばいばい。
今日の、私の家はただ風が吹いているだけでした。
ここで中指を立て、1人叫ぶよ。かきくけこ。