グループ会社とSaaSの家計簿、「IT管理クラウド」を発表しました。
自称マネーフォワード1のSaaS好き、今井と申します。
昨年までは「マネーフォワード クラウド経費」という経費精算サービスの事業責任者をしていました。今年に入って新しくマネーフォワードのグループ会社で新規プロダクトを作っています。今回、ようやくプロダクトを公開できるところまで来ました。
マネーフォワード i (MFi)という名前のグループ会社
なぜ、グループ会社を？と思われる方もいるかもしれません。
前回のクラウド経費の事業部立ち上げの時にも感じましたが、やはり組織の箱を作ってその中で仮説検証を完結させる方が速い、という実感がありました。加えて今回取り組むのはマネーフォワードとしては初めてのIT部門のユーザー様に向けたサービス、相当な試行錯誤が待っているであろう、その時に備えた最適な体制を、と考えていました。
また、マネーフォワード iは、インターナショナルなチームを目指した箱です（iはinternationalのiです）
多国籍なチームで、バイリンガル、トリリンガルのメンバーも多く、みんな大変優秀です（ほんとすごい）。このメンバーが集まってくれただけで、グループ会社を作って良かった！と思いますし、今後もインターナショナルなメンバーを募集しています。（あ、もちろん日本人の方も）
エンジニアブログもありますのでぜひご覧ください (英語です)
Hello, world. Technologies behind Saas Management Platform
「IT管理クラウド」の船出
本日記者会見で新しいサービスを発表しました。
現在オープンβということで、参加する企業様を募集しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
そしてサービスの詳細はWebに譲るのですが、この「マネーフォワード IT管理クラウド」、とてもマネーフォワードらしいサービスだと思っています。
家計簿アプリの「マネーフォワード ME」は、各種銀行口座やクレカなどのデータを収集、可視化して付加価値をユーザーに提供するサービスです。現在2600以上のサービスに対応しており、確立された技術があります。
このアグリゲーション基盤をSaaSの管理に応用して、付加価値を出していく、というのがコンセプトです。
簡単にいうと「SaaSの家計簿」といったイメージのプロダクトです。「マネーフォワード ME」を使っているとき、銀行やカードの連携を増やして行ったときに「視界が開けていく」「全体が見えてくる安心感」みたいなものを感じるのと同様に、SaaSを連携させていくと、「今まで見えていなかった発見」があったり、「全体感が掴めてくる」ような、そんな感覚があります。
技術的な面では、マネーフォワードの強みのアカウントアグリゲーションを応用しているアドバンテージはあろうと思いますが、それよりもさらに重要なのが「ニーズがあれば連携開発を前のめりでやっていく」というマインドセットだと思っています。
当社のアカウントアグリゲーションチーム(通称アグリ村)がこれまでアグリゲーション基盤の開発を行なっており、常々その働きぶりがすごいなと感じてきました。ユーザーからの要望があればまずは作ってみるという当社のValueのユーザーフォーカスがまさに体現されています。
そのマインドセットを持つチームを間近で見てきた、というのが私たちの強みであり、彼らの背中を見て、私たちも前のめりで連携開発しています。
IT管理クラウドは「社内のSaaSをどれだけカバーできるか」が重要なファクター、よって連携数を増やすことがとても重要です。連携を希望されるSaaSベンダーの方はぜひご連絡お待ちしておりますし、当社からもお声がけさせていただきます。
私個人としてもプロダクトを触るのが好きで、プロダクトに触れてWowを感じたり、こだわりのポイントを見つけたり、「これはやられたー」と唸るのが楽しかったりします。
たくさんのSaaSに触れることが仕事になる日が来るとは。。。最高です！(相応に大変ですが(笑))
最後に
SaaSの利用が広がれば広がるほど、我々のサービスも価値を増していきます。SaaSの普及や、企業における活用が広がることに対して、私たちとして何かできることはないか、という問いを考え続けていきたいと思っています。
走り始めたばかりの「マネーフォワード i」と「IT管理クラウド」をどうぞよろしくお願いいたします。
一緒に働く仲間を求めてます、SaaSの家計簿、やっていきましょう！（虚な目をしていますが、やる気あります）
フロントエンドしかまだ募集出せてないのですが、他にもあります。ご連絡ください！
