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ゼロから作るIoT

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【技術者向け】ハードウェアから無線技術、クラウドアーキテクチャからデータ分析手法まで、IoTに関する知識を総ざらいし、実践すればIoTサービスが使えるように書いています!
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2019年9月の記事一覧

【Part6】遠隔でのカメラ撮影&画像をS3に転送する

AWSでエッジコンピューティング環境を作る  Part6です。 Part5までで、エッジ端末からのメッセージをS3に保存することができました。エッジからクラウドストレージまでつながったわけです。 しかし、S3に保存していたのは単調な文字列です。せっかくエッジの端末があるんだったら、エッジから取得したデータを格納したいですね。今回は、ラズパイカメラで写真を撮影して、S3に保存していきます。 すべき事が結構たくさんあるので、順を追って説明しますね ・Lambda関数の変更

【Part5】エッジのメッセージをさばいてS3へと保存する

AWSでエッジコンピューティング環境を作る Part5です。デプロイ環境が構築できていない方はPart4までをどうぞ 【Part4】AWSでエッジコンピューティング環境を作る(ラズパイデプロイ編) 前回までで、ラズパイから遠隔デプロイを行い処理関数を更新する事ができ、さらにAWS IoTにデータを送信することができました。今回は、エッジ側の拡張の話と、AWS IoTがデータを受信した後の話をしたいと思っています。 データのさばき方データをさばいてS3へ送る方法はいくつ

【Part4】ラズパイにLambda関数をデプロイする

AWSでエッジコンピューティング環境を作る  Part4です。Greengrassの環境を構築できていない方はPart3からどうぞ 【Part3】AWSでエッジコンピューティング環境を作る(Lambda設定編) ラズパイにGreengrass Coreを載せ、そこにデプロイするLambda関数の作成までできました。いよいよ実際にクラウド上から遠隔でデプロイしましょう(On The Air アップデートとか言うらしいです)。 Greengrassの各機能しかし、まだ何がで

【Part3】Lambda関数を作り、エッジ用に設定する

AWSでエッジコンピューティング環境を作る Part3です。Greengrassの環境を構築できていない方はPart2からどうぞ 【Part2】AWSでエッジコンピューティング環境を作る(Greengrass編) 今回は、ラズパイにデプロイする関数をLambdaを用いて作ります。 デプロイ用に設定しなければいけないことが多少あるので注意してください。 Lambda関数の作成まず、Lambda関数の作成をします。ラズパイではなく、自分のローカルのPCで作業を進めていき

【Part2】AWS Greengrassの特徴と環境構築

AWSでエッジコンピューティング環境を作る、Part2.です。実際に作っていきましょう ※ 下記記事を読んでおくと、わかりやすいと思います。 ☑ AWS IoT入門(Raspi接続編) ☑ サーバーレスアーキテクチャの要「Lambda」とはなにか AWS IoT Greengrassとは?めちゃくちゃざっくりいうとこんな感じ AWS IoTの拡張的機能 エッジ端末への遠隔デプロイを可能にする エッジ側にLambdaの機能をもたせられる AWS IoT Coreを用い

【Part1】AWSでエッジコンピューティング環境を作る(全体像)

こんにちは! 先日、AIchi勉強会という会を開催して、喋ってきました。AIについて勉強しようぜ!という会だったので、なにかを学んで、発表できたらなと考えていたのですが、私は今IoT関係の仕事をしています。 IoT × AI = エッジコンピューティング やろ! という短絡的発想により、エッジコンピューティングの仕組みを作ろうと考えました。そして、頑張って作りました。 ちなみに、エッジコンピューティングとはなにかは、以前記事で書いたので、参照ください。 ☑ エッジ/