知らぬ間に大事な「売上」を取りこぼしているかもしれない怖い話。
今日はちょっと怖い話をします。
ほとんどの個人ブランドやスモールビジネスは、インターネット上で何かしらの発信をしていることでしょう。
それがSNSなのか、ブログなのか、noteなのか、Xなのか、音声配信なのか、その全部なのか、それはブランドによってそれぞれだと思うのですが、媒体は違えど、ほぼ間違いなくどこかで発信をしていることでしょう。
きょうび、インターネットで発信しないことにはビジネスは始まらない、といっても全然大げさではない、ですものね。
でも、ただ発信しているだけ、になっている、なんていうことはないですか?「ん?どゆこと?」と思われた方、どうぞ続きをお読みください。
丁寧に誘導する
発信が大事なことはもうみんなわかってます。だから一生懸命発信してるんです。
でもその発信で、お客様にこの後「どう行動してほしいか」までが明確になっているかと聞かれたら、どうでしょう。
「こんな商品ができました!」という紹介で終わってる、なんていうことはありませんか?
写真は美しいし、文章も素敵。でももし残念ながらそれだけの発信ということであると、それはとても、もったいない。
「こんな商品ができました!」という紹介だけの発信をみると、受け取った側も「へぇ!すてき。いいじゃん。」で止まっちゃうのです。(いいね!はしてくれるかも。)
「こんな商品ができました!」→「今度のseesawsでのポップアップストアで販売します!」→「ぜひいらしてください!」とか
「こんな商品ができました!」→「オンラインショップで買えます!」→「買ってね」
というところまで丁寧に案内してあげると、情報の受け取り手は次にどう行動したらいいのかがわかる。たいていは無意識のうちに、ですけど。
ほんの少し丁寧に、次の行動を示してあげるだけで、お客様の行動は変わる可能性があるのです。
商売っ気は出したくないのよ、という気持ちはわかるけれど。
こういう話をしていると「でもあんまり商売っ気は出したくないんだよなー。」という気持ちも出てくるかもしれません。
「だって本当に良いと思ってくれた人は、自分から情報を探してくれて、ネットショップやポップアップを探し当ててくれて、買ってくれるはず。だから自分からはそこまでやりたくない。」というのが言い分でしょう。
気持ちはわかる、だってかっこいいもの。「私の商品、勝手に売れていくの!」なんて、かっこいい。言ってみたい。
でも、いま私の拙いこの文章をここまで読んでくださっているということは、心のどこかに少しは「もっと売上を伸ばしたいなー」という気持ちがあるのでは?だったらその気持ちに少し素直に向き合ってみませんか?
「丁寧な誘導」をするとどうなるのか
発信に「丁寧な誘導」を添えてあげるとどうなるのか。考えてみましょう。
お客様が(無意識のうちに)次にとってほしい行動をとってくれる可能性が高まる。
お客様が次にとってほしい行動をとってくれたら「集客の目標達成」や「売上アップ」に近づく。
結果的に打ち上げも伸びて、ブランドについてもより深く知ってもらうきっかけになる。
では丁寧な誘導をしていないと、どうなるのか。
それはズバリ、大事なお客様の取りこぼしがあるかもしれない。(キャーッ、それは怖い!)
素敵な商品やサービスを紹介されても、それをどこで入手できるのかがわかないと、情報の受け手(つまりお客様)は「ふーん、いいね」だけで、どこかよそへ行ってしまうかもしれません。「どこで買えるんだろう」と積極的に近寄ってくれる人は、おそらくごくごく稀(と思っていたほうがいい。)。
商品力はブランドの「要」なので、商品やサービスのクオリティを上げる努力を惜しまないブランドオーナーはとても多い。(それはそれで絶対に必要なもの)
でもそこに注力しすぎて、せっかくの発信でお客様を丁寧に誘導していないケースを見かけることも多いのです。
大事なことなので、繰り返しますけど、「次にどうしてほしいのか」をきちんと伝えていないと、受け手はどうしたらいいのかわからなくて、とりあえず「いいね」だけして、よその投稿へと移動して終わってしまう。(怖い、怖い!やだ!避けたい!)
「わ、心当たりある!」という方は、以下のことに少し気を配って発信すると、お客様の行動が変わるかもしれません。
・明確で具体的に「次に起こしてほしい行動」を書く。
たとえば「こんな商品ができました!」で終わらせてしまうのではなく「これば今すぐネットショップで買えます!」とか「〇月〇日にseesawsでやるポップアップ出店で販売します!」などの「どこで買えるか」という情報を必ず追記する。発売が未定の場合でも、そのことを載せておく。
・丁寧な誘導をわかりやすく目立たさせる。
丁寧に誘導されていたとしても、そこに気がついてもらえないと意味がないので、ネットショップのURLなどは、しっかりと伝わるように目立たせておく。
「なんかやっぱり商売っ気が出すぎてイヤだな」と抵抗を感じるかもしれませんけど、大丈夫。あなたの発信を穴が開くほどじっくり見ているのは私くらいです(笑)。
特にインスタなど、情報がどんどん流れて行ってしまうSNSでは、ちょっとくらい商売っ気を出したところで、誰も気に留めません。うん、大丈夫。
流れの早い川で珍しい葉っぱが流れていたとしてもいちいち気に留めないのと同じような感じです。
・「丁寧な誘導」は繰り返し行う
繰り返すことはとても大事。
「目立させた上に繰り返しやっちゃうの??そんなに商売っ気だしたら絶対に嫌われるーーー!」と心配になりました?
でもこれもおそらく心配ご無用。
1日数回の投稿で、そのたびに丁寧な誘導を付け加えたとしても、それでお客様が離れていくことはまずないはず。(やってみて「違うな」と思ったら、その時にやめればいいのです。)
さてみなさんは丁寧な誘導、できていますか?(私も見返してみよう、ドキドキ)
以前に、少し違う視点から「丁寧に誘導する」という記事を書いていました、わたし。基本的に、考えていることは以前から変わらないものなのですね。よろしければ、あわせてどうぞ。
※このマガジンでは、真面目に(でも深刻にはなりすぎず)前向きに「集客」とその先にある「売上アップ」について考えています。
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