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本当のライバルは誰?お客様が時間とお金を使う相手とは。
気になる?!ライバルの動向
みなさんは競合他社のことが動向をどれくらい気にされるでしょう?「全然気にしない」「眼中にもない」と言い切れる方はごく一部(しかも少数)なのではないでしょうか。
私はごく一般的な人なので、やっぱり少しは気にします。同じ商売をしている人が、今どんな活躍をしていて、どんな風に仕事をされているか、気になります。なのでSNSやウェブページでの発信などをチェックします。(探偵のように深く追うことはしませんけどね。)きっと皆さんも同じ感じなのではないでしょうか。
このときちょっと心に留めておいたほうがいいと思うのは、誰をもって(何をもって)競合他社、つまり「ライバル」とするかということです。
「ライバルは同業の他社だけ」ではありません。飲み屋さんは他の飲み屋さんだけがライバルなのではないし、クッキー屋さんは他のクッキー屋さんだけがライバルなのではないのです。
「誰を(何を)ライバルとするか」は、お客様の行動を注意深く研究するとみえてきます。
お客様の行動を考えてみる。
考えなくてはいけないことは、私たちがターゲットとするお客様が、いったい何に「時間」と「お金」を使っているか、ということです。可処分時間とか可処分所得とか言われている、あれです。
たとえば理想のターゲット顧客がいたとします。その理想のお客様はいま、この瞬間、何をしているか。こんな視点を持つことがとても大事だと思うのです。その理想のお客様がどんなことをして時間を過ごし、どんなもの(こと)にいくら消費するのか。今よりも少し想いを馳せてみるとわかってくることがあるはずです。
1. 市場のとらえ方が変わる:
お客様が時間とお金を使うものすべてがライバルとすると、一気に市場の捉え方がかわります。
たとえば、果汁100%のジュースを販売していたとして、いままでは他のジュース屋さんのことばかりを気にしていたけれど、この考え方をすると麦茶だってコーヒーだってライバルになるし、なんならかき氷だって競合になるかもしれない。
2. お客様のことをもっと知ろうとする:
お客様が毎日何をしてるのか?何に夢中になってるのか?何に悩んでるのか?より深くお客様のことを研究しようという気持ちになります。お客様の日常の、どの部分に私たちの商品やサービスがお役に立てるか、そんなことがわかるようになるかもしれません。
3. 自分の価値をはっきりさせられる:
そうすると「なぜお客様は私の商品やサービスを選ぶべきか(ちょっと上から目線ですけど思考の話ですので)」ということが明確になります。単に「美味しいんです」とか「めちゃくちゃ性能いいです」じゃなくて、「お客様の生活をこう変えますよ!」って言えるようになるのです。こうなると結構強い。
結局どういうことかというと「視野を広く持つ」。
同業他社のことだけではなく、視野を広げて、理想のお客様がどんなことに時間をお金を使っているか、つまりどんな生活をしているかということに想像力を働かせ、その想像力が的を射るものだった場合、私たちはきっとこれまでよりも効果的な戦略が立てられるし、本当の意味でお客様に寄り添えるようになるのです。
視野を広げて考えると、競争相手(ライバル)は増えるかもしれません。でもお客様の生活全体を見渡して、想像力をめいっぱい働かせてアプローチを続けていくと、私たちのブランドやビジネスは、まだ見ぬ誰か(潜在顧客)に届くようになり、その人にとってかけがえのない存在になれるかもしれません。
必要なのは徹底的な「想像力」。なんとこれ、タダです(笑)。やってみない手はありませんね。「本当のライバルは一体だれ(何)か」。ちょっと考えてみませんか。
※このマガジンでは、真面目に(でも深刻にはなりすぎず)前向きに「集客」とその先にある「売上アップ」について考えています。
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