『ボードゲーム賛否両論』ダーウィンズ・ジャーニーKS拡張
この記事はアナログゲームマガジンの連載の一つとなります。
『ボードゲーム賛否両論』はボードゲームの言いにくいマイナス点についても言及していくレビューシリーズです。
■はじめに
ダーウィンズ・ジャーニーを手に入れてから何度かプレイしているがKS(キックスターター)のミニ拡張について書いてみる。ちなみに、ここで念頭に入れているミニ拡張は「グレートシップ拡張」と「アニマル・コンパニオン拡張」の2つが主になっている。
その他が除外されている理由としては「パイレーツ拡張」はゲームチェンジャー的な度合いが強いので、変更されたゲーム性はそれぞれの趣味趣向で判断することかなという点。「シナリオ拡張」も同様。「ファルマス港拡張」と「ワーカー拡張」については買い忘れていたので。
基本情報としてダーウィンズジャーニーはキックスターターで発売され、そこには大きな括りとして「基本ゲーム」と「ファイヤーランド(火の大地)拡張」といくつかのミニ拡張が特典として含まれており、それがコレクターズエディションとして出資者に提供された。こういう拡張はよく後から再販される事が多いが、一応は出資者のみが手に入れられる特典だったと思う。
そして、個人的に判断するにこのミニ拡張についてはその多くが作り込みの甘い間に合わせのものであるガッカリ拡張だと捉えている。
ただ、逆を言えばちょうど良いとも思っている。ガッカリ拡張が故に、キックスターターの出資を知らずに後から手に入れたい人にとっては必要の無い拡張となり、ゲーム購入には良いだろうという思いがある。
また、個人的にはコレクションするものとしてフィギュアを付けられるよりも、ゲームのシステムに関するコンポーネントの方がプライオリティが高いので嬉しい(たとえそれがポンコツなシステムでも)。
そういった意味で個人的にこれらのミニ拡張群を良拡張だと思っている。
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