フリーランスへの挑戦を恐れていた不安まみれな1年前の自分へ。いま伝えられる事をまとめた
会社をやめてからちょうど1年が経ちました。
1年前は自身への不満が溜まっていて「自分はもっと大きい世界でやっていける気がする」とか「もっと正当な評価がほしい」とか、毎日そんな事ばかり黙々と考えていました。
会社をやめた後にフリーランスになったのですが、ほぼ勢いまかせ(詳しくはこの記事で書いてます)でしたので悩みまくって迷走したり暗礁に乗り上げることも多々ありました。
会社をやめる前に散々【フリーランス なるには】とか【独立 リスク】とか思いつく限りのキーワードを検索窓に打ち込んでググったり、成功者の道を歩いていらっしゃる先輩クリエイターさんの情報を舐めるようにみまくったり読みまくったりしてこれから起こるかもしれない事について思案を巡らせたりいましたが、退職後その思案が役に立ったのかというと、ほぼ役に立ちませんでした。笑っちゃうほどうまく行かない時期もあれば「これはダメかもしれない?」と想定した事が上手くいったりすることもありました。「まあ現実はこんなもんか!」というのが、この1年を過ごしてみた正直な感想です。(※「思っていたより全然ダメダメ!もう私はクリエイター失格だと思い知りましたわ!」という内容ではないです。いい面悪い面の両方から現実を認識する事ができた、という意味)
ちょうど区切りが良い時期なので、この1年で学んだ事のアウトプットついでに、夢と不安の両方を抱えまくっていた1年前の自分に向けて今の私から伝えられる事を書き残しておこうと思います。
※正直だいぶ恥ずかしい内容ですが、転職・独立などこれまで継続していた働き方から離れる事を計画中の方に参考にしていただける部分が少しでもあるかもしれない…と感じたので晒します。(特に私と同じように会社員→フリーランスへの転身を計画中の方には良い参考資料になるかもしれません)
1).フリーランスになること=頑張らなくてよくなる・全てから解放された自由が手に入る…という訳ではない.どこでどう働いても社会との接点を作る努力は求められ続ける.
会社員をやめたら楽してお金儲けができるようになるのかというと、そうはならない。お金というのは社会に存在する特定の課題を解決した時や、困っている人を助けた時にもらう事ができる。(宇宙人にでもならない限りは)人間同士が関わり合って形成されている社会の中で生きていくわけなので、常に社会と接点を作り続ける努力が必要になる。フリーランスになると会社の看板という名の信用がなくなるんですけど、これは社会へのアプローチを自力でやらないといけなくなる、という事です。社会に対して自身の意見を表明したり明かしつづける継続的努力が必須になります。フリーランスになるのって、そういう働き方を選ぶ事でした。
2).自分の頭できちんと考える事+自身を信じられる努力を重ねる事が大切.
世の中には自分と反対意見の人も普通に多く存在しているし、自分の考えと近い意見を持つ人もいたりして、色々なアドバイスをくれる場面がある。その時自分の軸をしっかり持っている事が大切。あなた自身が自分の軸とか目標を把握できていないと、結果的にその場の意見に流されたり振り回される形になってしまったりもします。「こんな基本的なこと聞くの恥ずかしい」とか「誰にも聞かずにに成功できたほうがかっこいい」とかそういう思考も正直浮かんでくるけど、そうなっている時って変にプライドを持ってしまってる状態で、大概自分の軸がブレている時です。そういう時は素直に誰かに相談してください。自分の軌道修正は自分にしかできません。
3.実力ある人に嫉妬する暇があるなら、その人から何か一つでも学べ.
ネット上でも優秀なクリエイターさんはたくさんいるけど、実際リアルで動いてみると優秀な人に直接たくさん出会う(世間は広いようで狭い)そういう人と出会うたびに自分の至らない部分とか、未熟な部分に目を向けざるを得なくなる。時々それがあまりにキツく感じる時もあるけどそれはいたって普通の事です。「年齢などの枠にとらわれず実力で正当に評価される事」が、ある意味フリーランスという働き方だから。実力のある人からは学ぶ事しかない、という事を忘れずに。むしろそういう人と出会えたらラッキーだ!と思うべき。嫉妬してる暇があるならその人から何か学べ。学びに対して目ざとくある事がとても大切になる。あと、常にハングリーでいられるように、健康管理はしっかりしてください。ある程度の健康が保たれてないとハングリーになれません。
4.クレクレ精神から早く脱却できるようにガンバレ.与える側に回るにはガッツが要る.
日本は資本主義の世界なので、「与える側」に立っている人に色々と資源が集まってきます。人を雇えるほどのお金を持っていないのなら、人や社会に対して自分から供給できるものがないか、よく考えてみてください。クレクレ精神で過ごすことは楽ですけど、あまり良い結果をもたらさなかったので早いうちから脱却できるようにしてください。
5.お金を得ることは「結果」の部分.こだわりは「過程」に注いでください.
会社員をやめて一年生活してよくわかったことがあって、それは【お金を稼ぐ方法って結構ある】ということでした。今はちょうど人手不足の時代だし、特に条件にこだわらなければ働き口に困ることは少ないでしょう。働いて稼ぐ方法は多様化している(私たちは比較的選択肢を持っている世代だと思う)
そういう世の中なので是非気を付けて覚えてほしい事がひとつあって、それは【お金を得る事=『結果』にすぎない】という事。フリーランスになると営業も集客も経理も全て一人で完結するので想像より色々な出費がかさむので、もちろん、稼ぐ金額にはそこそこのこだわりを持ってください。でも、本当にこだわるべきところは「最終的にいくら稼げたのか」ではなく【どのようにして、その額を稼いだのか】で、「稼ぐ過程」のほう。
稼ぐ過程にこだわりを注ぎ続けるコツは、常に未来と将来について考え続けること。「将来的に、誰それとこんな感じで働きたい」とか「将来◯◯◯みたいな仕事を手がけたい。そうするには〇〇の技術が必要だから、今は〇〇を頑張ろう」といった具合に将来の展望を常に描き続けること。頑張りを注ぐ部分を間違えないようにしてください。
会社をやめると会社の看板という社会的信用が消えてしまうわけだけど、別に変に卑屈になったり「自分の作るものなんてまだまだなので…」とよくわからないマイナス思考を発揮する必要はないです。謙遜と卑屈を履き違えないでください。
結果が出ないうちから将来について考えるのって実はものすごくしんどい。でも自分の将来について考え続ける姿勢はとてつもなく必要なものなので辛くてもサボらないでください。結果だけに満足してしまうようになると成長は止まります。
独立=リスクをとる選択だけど、最後まできちんと対処すればリターンがあります。自分が選んだ選択肢を良い方向に導いていけるように頑張って。
ーー(ここから宣伝です)ーー
4月28日(日)に開催されるクリエイター祭りに登壇させていただく事になりました。
(この記事を読んでいただいてわかる通り)七転び八起きどころか十転び十一起きくらいしていた1年だったのですが、その間自分なりに試行錯誤した内容をお話させていただく予定です。
私を含め5人のクリエイターさんがトークセッションに登壇する予定です。少しでも参考にしていただけるお話ができるように色々準備頑張っております…!お申し込みは下記バナーからどうぞ。
ーーーーーーーーーーー
ここまで読んでいただき有難うございます。