#78「ロックとかパンクとか」20200809
大切な友だちの誕生日。
去年は中野のドンキにて
一昨年はライブハウス
三年前は等々力渓谷。
なんだかんだ毎年になってきてる。
今年は何したっけか。
音楽聴いて音楽聴いて音楽聴いたなあ。
記憶にも残らないような
くだらない話をいつまでもしてた。
途中で散歩をしたけれど
何か目的を持って歩いていたわけではなくて
ただ高円寺をフラついてまた家に。
お互いに交互に調子悪くなっていて
そんな心の調子とは裏腹に
信じられないくらいの晴れ。暑い。
26歳。
そういえば出会ったのは
18歳の頃?
記憶の中だと彼はパンクの日にうまれた
って言ってて
革ジャン着て、銀杏BOYZを聴いていたような。
新宿で観たライブでは
転換の時にセックスピストルズを弾いていたような。
クリープハイプの話をした記憶もすこし。
文化祭で一緒にバンドをやった。
ブルーハーツ、銀杏BOYZ、ガガガSP
って、なんて青春なんだ。
あの頃は、まさかこんな深い仲に
大切な存在になるとは思ってもいなかったような。
あの頃の衝動は色が変わっても未だに。
青い衝動は何色に?
あの頃、信じていたロックとかパンクとかは
変わらずにここにある。
死にたくなるような
全部捨ててしまいたいような
生きづらさを感じることも
増えたような気がする。
それでも生きていたい
と思える瞬間があって。
死にたい気持ちがあるからこそ
生きたいと思う瞬間が光っていて。
8月9日は
生きていたい
と思えた日だった。
何か大したことをしたわけではないけれど
大切な友だちの誕生日ってだけで
何故か心は踊った。
旅行?ディナー?パーティー?
そんなことしなくても
いつも通りくだらない話をしている時間が
最高なのかもしれない。
次の日にはすぐ
嫌になるくらい晴れた空を見て
ちゃんと嫌になっていて。
振り込まれてるはずのない
口座の残高をコンビニATMでチェックして。
またすぐ死にたくなるけど。
それでもまた気づいたら
生きていてよかった
なんて言ってる。
次のその瞬間はいつだろう。
生き続けている
というよりは
死なないでい続けている
ような。
はしゃぎまわった友だちが笑わなくなったのは誰のせい?
そんな日々の中で
光ってる瞬間をいつまでも大事にしていたい。
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