見出し画像

3年前の決断


#自分で選んでよかったこと

Life is journey 

学生時代に経験したアルバイトでは
長続きがしなかった。

初めての一人暮らしも慣れるまでは時間がかかっていた。

このまま社会人になんてなれない、学生時代を過ごした関西に住み続けたいた思ったものの
働きながら1人暮らしをする自信がなかった。

その後、地元に戻り就職。

なんとか仕事を続けて3年で辞めて、学生時代に
計画していた海外にいくことにした。
これが今から25年前。

精神的にも少しはタフになっていたのか
初めての海外生活は、語学学校でヒアリングができず、他の生徒の足を引っ張っている感じに劣等感を持ちつつも、なんとか楽しく過ごしていた。

学校を終えて帰国して仕事を探し出した。

漠然と海外と繋がりを持ちたい、英語を使った仕事をしたい、と言う気持ちで英会話学校に勤務をした。日本では初めての一人暮らしでの就職経験。そこには学生時代のように、仕事が長続きしないなんてこともなく、良い仲間に恵まれて楽しく毎日を過ごす生活があった。

あれから、かなりの時間が経つ。
生活の変化もあり、色々な仕事を経験した。

そして3年前、当時の知人から紹介を受けた仕事に応募をして有期雇用だが、採用された。
この時は、家族をおいて県外に出たため
年老いた両親からの反対が心に痛かった。
でもこの仕事以上に、してみたい、できる、と
思える仕事がなかった。
それに地元を離れたい気持ちもあった。

去年、当初契約を終えて、期間を更新。
やりがいのある仕事でもあるし、まさに25年前思い描いていた海外と繋がる仕事だ。
しかし、このまま今の契約も終えたらどうする?

年齢も50歳手前。
新卒で就職以来、派遣や契約等の有期雇用で働いてきた。この理由は、自分に古い考え方が残っていて、無期雇用とは死ぬまでその会社に尽くさないといけないこと、と思っていたからだ。
今の世の中、そんな考えではなくなっているのもわかっている。

年齢が上がるにつれて、就職活動が難しかった経験も身に沁みてわかっている。

ふと、無期雇用の登用制度を受けてみようと思った。狭き門とのことも聞いていたものの、身近な人に採用になった人を知っていたからだ。
年齢、そしてそれに伴う健康状態、色々な不安があった。でも受けるなら今しかない、これ以上年齢を重ねている場合でもない、今しかチャンスはないと思った。

そしてこの秋から新卒以来の正社員。
年齢は関係ないと言いつつも、この年齢で雇用してくれた会社に感謝だ。
また自分の能力も決して高いとは言い難いが
それでも会社に必要と思ってもらえたことに
感謝。

これからの人生、いつ終わりがくるからわからないが、自分のこれまでの経験、これからの経験を
自分はできないんじゃないか?と
自信を喪失している人に、あなたはできる!と
背中を押すときに役立てられないか
そう言うお手伝いのできる仕事を
退職後にできるように
今から準備していけたら、と思っている。

これまで数々の決断をしてきたが
3年前、思い切って家を出て良かった。
今ではとても素敵な仲間に囲まれて仕事もプライベートも充実している。