言いたいことを言いあえる信頼があるか?
職場での人間関係について私が大事だなぁと思っていることは「言いたいことを言いあえる信頼があるか?」ということです。
「ラジオde経営学」のラジオパーソナリティ、社会人佐藤ゼミの今川です。
最近、職場に新しい職員さんが入ってきました。質問したいことを質問しにくそうにしていたり、わからなさそうにしている様子を見て、早くみんなとコミュニケーション取れるようになって聞きたいことが聞けるようになって欲しいなと思いながら、私なりに声をかけたり見守ってます。
本日はそんな職場の人間関係について個人的に思うことを書いてみます。
ラジオde経営学ではそんな職場でよく起こることを佐藤教授に質問しながら、理論を教えていただいたりしています。
目次
1.職場における人間関係(葛藤、ぶつかり合い)
2.人間関係の罠(相手を責める、自分を責める)
3.まとめ
1.職場における人間関係(葛藤、ぶつかり合い)
やっぱり新しい職場って緊張しますよね。
早く仕事を覚えて一人前に仕事できるようになりたいと思う反面、ちゃんと出来るだろうか?馴染めるだろうか?と不安に思う気持ちがあったり。
対してすでにそこで働く職員はいつもの忙しい日常の中で、新入りを教えるというある意味仕事の負担が増えるということをやらなければならない。
そんな迎えられる側と受け入れる側との人間関係の中で、私たち一人一人がとっても個性が豊かであるが故に様々な葛藤やぶつかり合いがあるように思います。
私も転職経験があるので、気持ちよく働けない職場を経験したこともありました。また、私が新人を教えるということも経験したし、自分は指導係ではないけど新人が入ってきて育っていくのを見守るということもありました。その中で沢山のぶつかり合いを経験し見聞きしてきたように思います。
2.人間関係の罠(相手を責める、自分を責める)
葛藤やぶつかり合いは全く同じ価値観の人間同士でない限り必ず起こる自然な現象のように思います。
葛藤やぶつかり合い、そのものは避けられないことで起こったからといって、落ち込むことでもなければ、誰かを責めるようなことでもない。だってちがう人間同士だから、起こるべくして起こる。
でも、その葛藤やぶつかり合い自体を”問題”にして、その問題をなくそうとすると、自分を責めたり、相手を責めてしまうように思います。同じ部署内、他部署間、他社との間…もう少し視点を掘り下げると、同僚同士、先輩と後輩、上司と部下などの間で発生してますよね。さらに日常生活に広げると、夫婦間、親子間、恋人間、友人間でも誰かを責めるという人間関係の罠はありそうです。
そんな罠が発生したときに、お互いに相手を責めてしまうと小さな戦争のようなものですよね。お互い傷つけあって不毛な結果になります。対して、自分を責める場合は心の病に向かっていくように思います。
3.まとめ
相手を責めること、自分を責めることは誰にでも簡単にできてしまいます。それで誰かが傷つきます。誰かが傷つくことで得られるものって何でしょうか?と考えると、お互いの関係性の萎縮、膠着、停滞であるように思います。
そうなってくるとコミュニケーションが減ったり、小さくなって、結果として人がコミュニティから離脱する原因や精神的な病の原因になるように思います。
風通しの良いコミュニケーションをすることって組織の活性化のために必要ですよね。お互い違う人間で考え方ややり方が違ったとしても、自分や誰かを責めるのではなく、組織の目標に向かって建設的な話し合いができることがとても大事だなぁと思うこの頃でした。
その前提として、この人に言いたいことを言っても大丈夫という信頼が必要だと個人的には思います。言いたいことを言うと、頭ごなしに全否定されたり、批判されたり、陰で悪口を言われたり、無視されたり?…そんな人を傷つける人間関係や組織文化がある場合は、そんな雰囲気を改善するだけで職員が元気に働きはじめるのかもなぁと思いながら、自分の働く職場の雰囲気を確認するのでした。
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