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通勤読書「架空昭和史」

"読書"というと大袈裟だけど、不思議な気持ちになったのでメモ

AI(Midjourney)で作った写真っぽい絵に、いい具合のテキストを添えて
「昭和はこんなだったよね」という気分になる遊び

Xでプロハンバーガーさんをフォローしておけば、いくらでも見れるけど
本になったというのでわざわざ買ってみた
AIの足らなさを笑えるのは今だけだろうし
タイムラインで流れちゃうより確保しといた方が良いかなーと

本で読んでみると、Xの時とは気分が違った
ネタは同じなんだけど、エンタメとして整理されている
順番や見せ方、DJの様に面白いタイミングで入れてくる
コレはタイムラインには無かった
ちゃんとキュレーションされている
ちゃんとくだらない
すばらしい


ところで
この本を半分くらい眺めたタイミングで「滅相も無い」というドラマを見た

こういう奇想天外

ウソの史実を楽しむスタイルが共通している

ドラマを見てるとなんかバス酔いしてる様な気分になった
ウソの具合が似てるんだけど少しずつ違うからだろうか
食い合わせが悪い感じ
しばらくしたらバス酔いは無くなった
なんか不思議

ドラマを全部見たので後半の架空昭和史を見た
AIを使った絵は大量にできるので選ぶコトが大事
選び方に作者の個性が出るんだろうと思う
プロハンバーガーさんのチョイスはギリギリ気持ち悪い
よく見たら足が土俵から出てる程度に気持ち悪いのが良い


思うに
絵、写真、動画を人が作った場合
気持ち悪さを生理的に自動的にカットしてるんだろう

AIはコレをやらないので嫌悪感や違和感が残っている
(安く「不気味の谷」とは言いたくない)
こんな"感"はAI以前の歴史には存在しなかったはず
で、AIの発達と共に今後消えていくんだろう
未来のAIにとっての恥ずかしい過去、若気の至りを
プロハンバーガーさんは容赦なく記録してしまった

AI史に残るシミの様な本かもしれないぞ


架空昭和史は動画になったり範囲が広がっているみたい
静止画より動画の方が気持ち悪さが元気よく残ってる


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