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通勤Netflix「万引き家族」
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「三度目の殺人」が面白かったので是枝さんの映画を見てみよう
でも重そうだなーと控えてたけど、とうとう見た
評価の高いありがたそうな映画は手を出すのに時間がかかる
万引きで生計を立ててる家族の話じゃないのね
貧しいけど楽しく暮らす偽装家族
いちいち表現が生々しい
汚れた小さい風呂と大きく目立つ茶色いフスマ、家族の下着姿
花火の音だけ聞こえてくるねとか
許容できるイケてなさがたくさん出てくる
重いテーマだけど映画は軽くも重くもない
淡々と生々しい
重くも軽くもどっちでもないので戸惑った
どっちかの方向で見るもんだと思っていたから
この戸惑いが面白かった
薄暮でライトがボールを見失う間に二塁へ
社会的に正しい状態(偽装家族の離散)になった時に個人個人に戻る
別れた同士が会ったりもする
ココでセンチメンタルなコトになるのを自動的に期待するけど
彼らに未練はなさそうに見えた
思いの外、サッパリしてる
貧しい(それだけじゃないけど)故のたくましさなのか?達観してる風
そういうもんなの?と思っていると最後のシーン
ひょっとしてこの後は死?を予想できなくもない
「そこで終わるの?」な急なバツンとした終わり方
こっちにブン投げて終わるなよー
こっちは安い想像しかできないのに
客は映画をどう見るのか?
勝手な期待を満足させるのが映画的な作り方だとすると
この映画はそこに挑戦してる様に思った
しかも面白いの
凄いなー