ドラマ「JIN -仁-」を久しぶりに

夫が観たことないということやったので、Amazon primevideoにあるし観ようと声をかけて数日かけて視聴しました。

このドラマが放送されていた頃、数話進む頃まで『歴史を改変する話は好きやない!誰かが必死に成し遂げたことを“未来”の既に知識を持った人間が本来の出来事より先に起こしてしまうやなんて、そんな失礼なことあらへん!』と意地をはって観てなかったんやけど、私が好きな坂本龍馬が出てくると両親に言われ悩んだ末に観てみたらすぐに物語にひきこまれてしもて……軟弱な意思でお恥ずかしい思い出です。

江戸末期に器具や薬品などが揃わない中で現代医療の知識を持つ主人公が様々な問題に直面しつつ人々の命と志を守っていくお話なので、時代的にもちろん救いきれない命も出てきます。主人公やその仲間はそんな中、懊悩煩悶しながら出来うる限りの治療を行うため苦戦します。

このドラマに出てくる江戸の人々は、医療を行う側も患者側も、死を間近に臨む際、避けられない死を受け入れて最期の瞬間まで残される人のために精一杯命を燃やし尽くそうという人が多く、そういった描写に滅法弱い私は泣かない回の方が少ないほどでした。

今後、私が何か成し遂げようとする時、そしていつか死が近くなった時、私はいかにしてこの人生を煌めかし命を燃やし尽くすことができるのだろうかーーと、物語の本筋とは違う内容かもしれませんが深く考えさせられます。

とても良いお話なので何度でも観たいのですが、めちゃくちゃに泣いてしまうので長期休暇の時が良さそうですね……。

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