令和ゆかりの聖地「坂本八幡宮」/ 日本遺産 古代日本の西の都「大宰府政庁跡」都府楼跡
福岡県太宰府市は、新元号「令和」と 日本人の心の原点「万葉の里」といわれています。
「令和」の引用元の万葉集の歌が詠まれたとされるのが坂本八幡宮。
普段は参拝者も多くなく 静かな佇まいの神社が、新元号「令和」ゆかりで一気に人気スポットになりました。
大伴旅人は730年(天平2)正月13日に自宅で役人らを招き、梅の花を題材にした歌会「梅花の宴」を開きました。
そこで詠まれた万葉集 三十二首の序文「初春の令月にして気淑よく風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」
その歌から引用された「令和」が新元号に選ばれています。
<現代語訳>
「新春の好き月、空気は美しく風は柔らかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉の如き香りを漂わせている」
「令」と「和」はそれぞれ意味があり、どちらも新しい時代への願いにふさわしい文字といわれています。
大宰府政庁跡
太宰府には、アジア大陸の窓口でもあり重要な政治の中心地として政庁が建てられた。
大宰府政庁は、九州を統括する行政機関として機能し、西の都としての役割を果たした。
奈良時代・平安時代には中央政権の地方最大の行政機関でした。
古来中国の王朝や朝鮮半島などとの交流の玄関的機能を果たし、地理的にも日本の外交と防衛の最前線の地にありました。
なにしろ大宰府政庁跡は、甲子園球場の約6.4倍といわれる広大な敷地です。
史跡保存に対する地元の人たちの深い理解とご尽力に敬意を表したいと思います。
■坂本八幡宮
福岡県太宰府市坂本3-14-23
(アクセス)
西鉄「都府楼前」駅から徒歩で約25分、西鉄「太宰府」駅から徒歩で約40分
■大宰府政庁跡
福岡県太宰府市観世音寺4丁目6-1
(アクセス )
まほろば号 大宰府政庁跡下車徒歩すぐ
西鉄都府楼前駅下車徒歩15分
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