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「ト」でつながる。/ 株式会社ヤサイト様サイトとデザイン


◾️公式サイトリリース

本日、令和7年2月2日。
埼玉県深谷市にある農業法人「株式会社ヤサイト」様の公式サイトがリリースされました。


ima studioはロゴマークロゴタイプのデザイン。
出荷箱名刺のデザイン。
そして公式サイトのデザイン・開発・運用を担当しております。

ヤサイト ロゴマーク


公式のリリースnoteはこちら



◾️スイカを食べながら

初めてヤサイトさんを訪れたのは、昨年の夏のこと。

岡部駅


深谷市は渋沢栄一深谷ねぎが有名ですね。

駅を降りて道の駅へ行くと、たくさんの渋沢栄一グッズや野菜が売っており、深谷ねぎソフトクリームなるものまで売っていました。

案外うまい ねぎ味


農場に到着し、社長さんと奥様にお会いしました。
収穫したスイカをいただきながら、色々なお話を伺いイメージを膨らませました。
どんな野菜を生産しているかは、下記ページに書いてありますよ。


打ち合わせの帰り。
大きなスイカを丸々ひとつ頂きました。
フルーツに目がない私は大喜びして持ち帰り、食べた後にこんなカードみたいなものを作ったりました。

おいしいシリーズ



◾️巡るY

まずは、旗印を作らねばなりません。

お祖父さんの屋号


ロゴマークデザインは、私がいつも一番時間をかけて考える項目です。

社長の晴久さんのお祖父さんが、「カネト」という屋号を名乗ってらしたそうで、そこから1文字もらい「ヤサイト」という名前が決まったそうです。
野菜に「と」とつながることで、色々なことと繋がり、広がりを感じる社名です。

この辺りのエピソードは「about us」にまとめられています。


このロゴを考えている時に、お二人が言ったことが印象に残っていました。

ヤサイトは「野菜人」という意味合いもある。
「ト」はカネトの「ト」だけではなく
「〜と」という「with」「and」という意味もある。

つまり私は「ト」について考えるべきなんだ!ということです。

ヤサイトの頭文字の「Y」そして「ト」。
寝ても覚めても、散歩に出ても。伸べつ幕無く考えていました。
たくさんラフを描いて眺めていたある日、紙に描いた「Y」の文字が頭の中で回転し始めました。


ぐるぐる回るY


「Y」はひっくり返すと「ト」だ!


名探偵が犯人のトリックを見破った時のような。
アルキメデスだったら風呂から飛び出して「ユーリカ!」と叫ぶような。
大袈裟に言えば、雷に打たれたような衝撃でした。

なぜならば、「y」を傾けていくと「ト」になり、そして「人」にもなるのです。

あとは、ひたすら手を動かしていくだけです。
いくつかのアイディアを経て、これらを組み合わせてロゴマークが完成しました。
個人的なことですが、このロゴマークは我ながらとても気に入っています。



◾️新たな眼差し

ホームページには「写真」と「文章」とが必要です。
本来でしたら私が撮影に伺うのですが、今回はほとんど撮影していません。
おかげでデザインや出荷箱の試行錯誤に注力できたのです。

では、ホームページに使っている写真はどうやって用意したのでしょう?
それは、ヤサイトのご夫妻が撮った写真なのです。

社長が撮った深谷ねぎ


主に奥様がiPhoneで撮ったものをima studio側で編集して使っています。
聞けば学生時代写真部だったそうですが、それにしても玄人裸足とはこのことです。
しかも実際に毎日農場にいるのです。
それは何よりも素晴らしいことです。
四季折々の野菜だけではなく風景も切り取ることができるのです。

そこで私はKAOKAOと相談して、新しい試みを提案しました。
お二人にInstagramとnoteをやってもらおうというのです。
この2つをサイトに埋め込むことで、常に更新される生きたサイトになると考えたのです。

WordPressにログインして複雑な手順を踏まなくても、Instagramやnoteのスマホアプリで更新や発信ができるのです。

嬉しい誤算はもう一つありました。
文章も上手い事です。
奥様の書くヤサイトの日常は、読んでいて和やかな気持ちになります。

これをまとめたのがこちらのページです。


アカウントはこちらをご覧いただきたいです。
ヤサイトInstagram公式

noteはこちら


ヤサイトの日常は、誰よりも一番近くで見つめる
眼差しによって綴られているのです。



◾️「ト」でつながる

これは、日本語ロゴタイプの「ト」です。

ヤサイトのト


ほら。
これだけ書き出すと、なんだか枝から新芽が生えてきたように見えませんか?

この度皆様の協力あって、無事サイトが完成に至りました。
ヤサイトの皆さんやKAOKAO、カセキチにも大変感謝しています。
(カセキチはトップの動画やドローン撮影などを担当してくれています!)

リリースはゴールではありません。
ここはまだスタート地点です。

これからヤサイトの「ト」を通じて、色々なものがつながってゆくといいなと思います。
私はそれが、今からとても楽しみなのです。


記事:まるのすけ


コーディング&WEBデザイン

刺繍も試作しました。

写真動画撮影

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