NPB公式戦開催球場 舞鶴中グラウンド 跡

京都北部の舞鶴市。
現在、海上自衛隊舞鶴地方隊のグラウンドや、舞鶴市立中総合会館がある場所に、プロ野球の公式戦を開催した球場がありました。

「舞鶴中グラウンド」です。
舞鶴中学校のグラウンド(まいづるちゅうグラウンド)ではなく、舞鶴中(まいづるなか)グラウンドと読みます。

城下町周辺である西舞鶴と、軍港周辺の東舞鶴、その中間にあることから舞鶴中(中舞鶴)ということです。
舞鶴は4港ある旧軍港のうちのひとつ。(他に横須賀、呉、佐世保があります)

1948年の写真ですが、今も現存している中舞鶴交差点のすぐ東側にグラウンドが確認できます。

ここで1949年、一リーグ時代にプロ野球が4試合開催されました。
4試合すべてが京都をフランチャイズとしていた大陽が主催します。

1949年5月25日大陽ロビンス‐大阪タイガース戦
人気のタイガース、そして地元京都平安中出身の選手が4人出場したこともあって観客数は12000人を数えました。

その後、グラウンドは徐々に縮小していきます。

プロ野球の開催も1949年のみで、アマチュア野球に使用されていたという情報もありませんでした。

1976年には東舞鶴公園野球場(舞鶴球場)が完成。
舞鶴市内の主要球場として現在活躍しています。

現在も海上自衛隊のグラウンドとして現存していますが、野球ができるようなグラウンドではありません。

舞鶴市立中総合会館や、日本交通の整備工場も建てられています。


ということで、行ってみましょう。


現在は海上自衛隊の練習場・グラウンドとなっています。

バックネットがあり、野球かソフトボールかしていたような感じがします。
プロ野球が開催されたこの場所で、隊員のみなさまによって今も球音が響いているということです。

ご丁寧に長椅子も置かれています。


中舞鶴公園が隣接。
真っ黒な蒸気機関車C58が置かれていました。
詳しくありませんので、説明板で失礼します。



ほとんど情報がなく、舞鶴に向かったのは別件の用事ごありましたので、図書館にも寄れず調べることもできませんでした。
ただ、向かった球場跡では、隊員のみなさまが野球をされている痕跡があり、野球場としても使用されていることがわかり、嬉しく思いました。
この場所がプロ野球が開催されたグラウンドだということは、御存知なのかわかりませんが、まだ球音が響いていること、本当に嬉しいてす。

また舞鶴へ行く機会がありましたら、図書館へ寄り、調べた情報を追記したいと思います。
NPB球場情報のコラムの方が先に出ますかね?そりらも期待して待ちたいと思います。

◆◆参考◆◆

後日追記します。


2024.11.9筆

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