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2024年の大掃除で見つけた思い出



年末の大掃除に本棚を片付けていたら、懐かしいリーディングカードを見つけた
トップの写真は、カードが入ったパッケージを撮ったもの
カード一枚ごとに素敵な絵と言葉が描かれている


もう10年以上前になるが友人と一緒にあるイベントに出かけた
会場は地元のお寺さんの本堂
谷川俊太郎さんの朗読と息子の賢作さんのピアノ、そしてカードの作者である覚和歌子さんの歌
夢のような時間だった


帰り際に会場でサインして頂けると聞いて有り難く列に並ぶ
友人は谷川俊太郎さんの絵本を手に、私は覚和歌子さんのCD付きの絵本とこのカード


何故、谷川俊太郎さんの御本を選ばなかったのか謎である
あまりの嬉しさに脳内システムが吹っ飛んでしまっていたのか?


ポエタロ

覚和歌子さんにはカードのガイドブックにサインをして頂いた
図々しく谷川俊太郎先生にもサインをお願いしたところ
「それは私の本じゃありません」
確かに‥‥
顔から火がでそうだったが、思わず心の中でつぶやいていた
カッコいい
そうスパッとおっしゃる先生
さらにファンになった


でもそこで隣にいた賢作さんから助け舟が
「お父さん、サインしてあげなさいよ」



お陰様で頂けた先生のサイン


カードの中の1枚「鳥」の詩文は先生の作品なので、そのページにサインを頂くことができた

いそがずに
おそれずに
ちずもなく
とりたちは
かなたへと
とおざかる

谷川俊太郎『みち4』


カードの中の1枚「鳥」

でも何であの時、先生の御本を選ばなかったのか?
今でも不思議でならない
だけど、お陰様で素敵な思い出ができた


きっと天国の先生はおっしゃるだろう
「そういえばいたなぁ、そそっかしい図々しいやつ」


2025年もこんなドタバタスタートですが何もなく平穏無事な1年であること
それだけが願いです
また1年よろしくお願いします










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