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【あ】▷ありがとうを伝えよう「いろはにほへと」とヘンテコ凛な私

人生後半の日々を心地よく過ごすためのちょっとしたコツを「いろは」の47文字の中に拾ってみました。

【ありがとうを伝えよう】

もっともらしいタイトルに、ガッカリ!しましたか?

私だけかも知れないが
素敵なプレゼントを頂いたり、親切にされた時に「ありがとう」と言葉にするより
誰かにちょっとだけでも優しくできて
「ありがとう」の言葉を頂けた時の方が数倍うれしい気がする。

だから、大人人生の後半に入った今
ありがとうを言う時は、ゴニョゴニョ言ってないでハッキリと「ありがとう」「ありがとうございます」というように心がけている。

エッ、どっち?
私がうれしいのは「ありがとう」と言ってもらえた時だからこそ「ありがとう」を精一杯返す。

何かをしないと「ありがとう」が発生しないみたいなことばかり言っているが、人生の中で無条件に「ありがとう」と言葉をプレゼントされる場面がある。
それは、この世界に生まれてきた時。

「無事に生まれてきてくれて、ありがとう」

まだ結婚してないからわからないよ!とか、親の立場になってないから分からないとか、ごもっともなご意見。
さらに問題は、そんな赤ちゃんの時のことなど全く記憶に残らない。

だけど、今この世界に生きている人は、みんな間違いなく赤ちゃんだった時がある。
キャベツ畑で生まれた方と、コウノトリに運ばれてきた方以外は、お母さんから生まれたはず。

最近知ったけど「親ガチャ」って言葉があるとか。
こんな親から生まれたから自分は不幸なんだということらしい。
確かに、虐待によって亡くなったという記事を読んだりすると、そんな言葉ができても仕方がない世の中なんだと悲しくなる。

でも、一年近くお腹の中で赤ちゃんを守ってきたお母さんたちは、生まれてきてくれた大切な赤ちゃんに対して「ありがとう」という言葉をプレゼントしているはず。
だと、思いたい。

初孫が生まれる少し前のこと
「うちに生まれてくる子供、ずっとこの辺からオレのこと見てるんやけど」
と肩の辺りを指差した。
それに、その赤ちゃんは、どうも男の子だと言う。
息子はいたって普通の人間でヤバい奴では決してない。

ただ私は、子供は自分で両親を選んで生まれてくる説をずっと信じていたので、
「それは、あなたのことを、この人をパパに選んで大丈夫?って見極めしてるんだよ」
と答えた。

生まれてきた初孫は、確かに男の子で、彼の方も不思議なことを話していた。

うちの地元には絵本図書館というのがあって、親子でのんびりくつろげる畳の部屋がある。
そこで彼は「アレ?アレ?」と誰かを探していた。

誰探してるの?と聞いたら当時3歳だった孫は「神様」と自信たっぷりに答えた。まるで近所のおじさんでも見かけたような言い方で「神様、どっか行っちゃった」と探し続けていた。

その方が、彼をこの世界に送り出してくれた神様なら、私はうれしい。

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