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【し】▷幸せを再確認する「いろはにほへと」とヘンテコ凛な私
人生後半の日々を心地よく過ごすためのちょっとしたコツを「いろは」の47文字の中に拾ってみました。
【幸せを再確認する】
12月のとある日、結婚44年となった。現在45年目に突入!記録更新中だが、我ながら、よく続いたなぁと思った。
せめてこの一年くらいは喧嘩をせずに仲良く暮らしたいと決心したが、3日で挫折。
また、やらかしてしまった。
「心地よく過ごすためのコツを」なんて言いながら、自分が一番できていないなぁとつくづく反省した。
毎年結婚記念日には、温泉や小旅行、せめて何処かで食事など、何かしらのイベントを計画してきた。
もちろん、誰もしてくれるワケじゃないから、自分で計画を立て予約する。
でも、今年は何も考えていなかった。
「来年は45年かぁ、何かイベントしなきゃ!」と、そっちに気がとられていた。
しかし、私たちみたいな年齢になると、来年があるかどうかなんてわからない!ってことを、ウッカリ忘れていた。
以前、友人と二人で船の旅をした時のことである。
レストランの隣の席のご夫婦が穏やかに会話しつつ食事をされている様子に
「金婚式かなぁ。そこまで仲良く二人そろって長生きできたらいいなぁ」
なんてほほえましく見つめていた。
エッ!なのに、いつの間に自分が、あと五年で金婚式!
ビックリしてあたふたしているうちに44年目を何もせずにスルーしてしまった。
ちょっと、くやしい。
でも「まぁ、いいか」ってことで、気持ちは落ち着いた。
何故か?
たとえば温泉に一泊で44年目をお祝いをしたとする。
私にとって温泉泊の何が重要なポイントかと言うと、豪華な温泉とか、スゴいご馳走を頂くとかには、あんまりこだわっていない。
ポイントは上げ膳据え膳に、大きなお風呂でのんびりできるという点だけ。
めちゃくちゃ庶民派です。
そうなれば、
うちのお風呂だって、目を閉じて湯船につかり創造を膨らませれば、温泉にもなるし、露天風呂にだってなる。
さらにお風呂の掃除はもともと夫が担当。(雑な私の掃除では気に入らないらしい)
上げ膳据え膳というワケにはいかないが、今年の結婚記念日の夕食は、徹底的に手をぬくぞ!宣言をし、スーパーのお惣菜ONLYと決めた。
石川はスーパーのお刺身だって、すこぶる美味だ。
今は片付けだって、食器洗い機がしてくれるし、お布団だって、ちゃんと敷いてある。
(だって、ベッドだもんね)
そう思うと、家でいいか!となる。
私は、二年前から住んでいる我が家を、結構気に入っている。
地元の業者さんに建てて頂いた平屋でコンパクトな我が家。
土地探しも大変だった。
第一希望の海のそばは却下されたが、第二希望のリバーサイドは受け入れてくれた夫。
それともう一つ、私のわがままをきいてもらった。
それはペレットストーブだ。
薪ストーブと違って上から自動でペレットがポトンポトンと落ちてくる優れもの。
これも願いが叶って、今は几帳面な夫が毎日完璧に管理をしてくれているので、家中暖かだ。
あとはロフト。ここは私だけの場所。
夏は気分でハンモックも置いてみた。
ハンモックに揺られ、うとうとしながら、好きな本を読んでいる時が一番幸せ。
もう、何処にも行かなくても大丈夫だよ。
夢を叶えてくれた夫に、感謝♡
ケンカなどしている場合じゃないね。
大切にしなくちゃね。