何を信じたら良いのだろう、わたしの身体の感覚は何を訴えているの?
先に帰ってほしいと、
私はあなたに言った。
どうしたの?どうして?
と、聞くあなた。
返す言葉に詰まって、
しばらくの沈黙と、
不思議そうに私を見つめるあなたと、
見つめ合ったあと、
切なくなるから、
一緒に帰りたくないの、
と、わたしはあなたにそう言った。
仕事上がりの帰り支度中。
たまりかねて。
少し何か考えながら反応するあなた。
手袋を外して、じゃあ、
気を付けて帰ってねって、
いつもの握手をしてきたあなた。
その瞬間に本当は、抱き寄せられたい。
あなたの胸で安らぎたい。
わたしがそんな思いを持っていること、
あなたを困らせるか、
それともあなたはこんなわたしの気持ちを受け取ってくれるのかしら。
ただただ抑え込んで、
あなたの顔もまともに見たくない気持ちで、
力なくただ握手した。
そしてあなたは帰っていった。
わたしの本当の気持ちもわからずに。
ただ、あなたに抱きしめられたい。
ただ、それだけ。
本当に、それだけ。
あなたに包み込まれたい。
カラダがグツグツと煮えたぎるように、
本当はそうしたいのに、
感情を抑え込んで身体の想いを抑えて、
抵抗する私のカラダの心は
ずーっとそう思いながら、
仕事はまったくはかどらない。
神さまがいるのであれば、
助けてください。
お願いします。
あなたにとって、神聖な相手でありますように。
あなたが抱きしめたいと思う相手になりますように。
あなたが、心からわたしのことを大切に思ってくれますように。
もうくたくたに、
しわくちゃになったわたしの心は、
感覚を失いそうだ。
北極星があらわれればいいのに。
こころの灯台は、どこにあるのだろうか。
あなたといる幸せと胸の切なさと、
その間で、わたしはどうしようもない空虚感に囚われています。
どうか導いてください。
同じところをぐるぐるしてるのかな、
疲れ切った顔をしていること、
鏡を見て、気付く。
もっともっと、深め合いたい。
深く結ばれたい。
心と心、
魂と魂。
重なり合うように、
あなたを感じたい。
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