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直感と未来。

ここ最近、ポッドキャストを貪り聴いている。

2,3年前に『味な副音声』に出会い、今では計6番組を毎回必ず聴く立派なポッドキャストリスナーにすくすくと成長した。

そんな中「時間」について複数の番組で言及されていたのを機に、それについて少し自分なりに考えをまとめてみた。



テーマは、過去/現在/未来の同時性について。

最初の気づきとしては、過去の思い出はその年月に関わらず等しい鮮度でピックアップできるという事実だ。

つまり、あらゆる過去が並列関係で現在に立ち現れているということ。

これは『奇奇怪怪』で言及されていたことで、その考え方が自分にとって新鮮だったため印象に残っていた。

確かに、いつまで経っても忘れない思い出は、リアルな手触りですぐ傍にあるような気がする。

幼少期の思い出も中高生時代の思い出も大学時代の思い出も、等しく現在の自分の周りに浮遊している。

ならば未来はどうか?

人間の脳は時間が一直線で不可逆的なものだと信じているが、現在において未来の存在を知覚することも実は可能なのではないだろうか。

そう考えるきっかけになった番組が『Call If You Need Me』だ。

どこかの回の放送で、未来とデジャブとの関係について言及された場面があって、自分の中に新しい回路が誕生した気分で聴いていた記憶がある。

「人間の脳には未知の機能が沢山あって、デジャブや夢は未来についての想像を投影しているのかもしれない」という超刺激的なトーク。

だから、未来も現在と地続きで、両者には同時性があると表現できるのではなかろうか。



「直感」についても同様の考え方ができるかもしれない。

直感とは、未来に遭遇し得る場面と現実との接合点。

直感に従うことの重要性については、若輩者なりにこれまでの人生で大いに学んだつもりだ。

直感が得体の知れない神秘性を帯びていると感じられるのは、それが自分の未来において遭遇し得る状況を暗示しているからなのかもしれない。



プラン通り忠実に生きることもいいけれど、直感に未来を見出す生き方も悪くない。

ブルーベリーベーグルで小腹を満たし、そんなことを考えるくらいには精神的余裕がある平日の昼下がり。

それでは、また。

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