「夢語らざるモノ食うべからず」なラーメン屋

ハーバード大学のそばにある【yume wo katare】というラーメン屋では、食事の後、誰でも【夢を語る機会】が与えられるらしい。また、次に夢を語る人のためにラーメンの代金を店に託すことができる、という制度もあるみたいだ。

このお店、いまアメリカでとてつもなく繁盛しているのだと、ある授業で教授が言っていた。

また「今早稲田大学にこのラーメン屋ができても、誰も来ないですよね」とも教授は言った。

果たしてどうだろう。

夢を語りたい学生、実はいっぱいいるのではないか、と僕は思う。

ただ、それをうまく言葉にできないだけなんだ。

機会がないから、語ろうとしないだけなのではないだろうか。説得させるための理由がないから、話すのが怖い。話そうとしないから、それが漠然としていて、形にならない。

なんだか「日本の学生なんて語りたいことないんだろう?」という教授の話が、無性に悔しかった。

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井出崎・イン・ザ・スープ
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