板橋真生

仙台市在住の30代。子どもたち3人を育てながらピアノ教室をしています。吉本ばななさん、…

板橋真生

仙台市在住の30代。子どもたち3人を育てながらピアノ教室をしています。吉本ばななさん、瀬尾まいこさん、西加奈子さん、江國香織さん、坂口恭平さん、村上春樹さん、森見登美彦さん 日記やエッセイを書く場所として。

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センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソンを読んで

センス・オブ・ワンダー、 訳者の言葉で 「神秘さや不思議さに目をみはる感性」 これ自体がなんて美しい響きなんだろう。 この本を読み進めていて感じるのは 子どもと自然との親和性、 そして作者が子どもの視点を 失い続けずにいることの素晴らしさだった。 作者と甥っ子、二人の自然との触れ合いを中心として進んでいくこの作品を読んで、 自分の子ども時代に思いを馳せない人って きっといないんじゃないかなあ。 美しく続いていく文章は、誰しもにそんな憧憬を思い起こさせる。 その文章の美しさ

    • 『通過点』として生きること

      『自分が何者なのか』という若者特有の悩みは、 詰まるところ『自分は何者かになれる』又は 『自分は何者かにならねばならない』 というのが前提としてあると思う 長女、長男、次男を授かって 子どもたち三人と 時間を過ごす日々が始まった。 基本ワンオペ育児だし 自分の実家には頼れないしで きついっちゃあきついんだけど、 ありがたいことに 夫は正に「一緒に」子育てしてくれる人だし、 保育園も無事入れられたし、 夫の両親も初孫で バリバリに可愛がってくれて、 とは言ってもこちらとは

    センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソンを読んで