十三月を過ぎても
どうにか区切りをつけようと
もがいてはみたのだった
やめてみたものもいくつかあった
何か変わったのかと問われれば
変わったような気もするし
何ら変わっていないような
そんな気もするのだった
年が明け新たな幕を開けるはずが
十二月は十三月になり気がつけば
十四月になっていたのだった
このまま続いてしまったら
さぁどうしようかとカレンダーを
ぺらりぺらり捲ってみても
そこにはただ変わり映えのしない
無機質な数字が並んでいるのだった
十三月を過ぎても
まだ貴方の夢を見ているのです
離れていったかと思えば
再び忍び足で近づいてくる
一体これはどういうことなのです
月に向かって叫んでみても
ただ静かに微笑むばかり
十三月を過ぎても
まだ貴方の夢を見ているのです
硝子窓の向こう
光は消え
月は姿を消した