言葉(文字)の強さと 心の弱さと
時に言葉は、文字は毒だ。
たった一文字でさえこんなにも
得体の知れない何かが心にのしかかって、
ビデオ映像の不快なザラつきのような感覚を覚えるのだと。
癌
先日綴った「光のお父さん」原作者マイディーさんの訃報。
縁もゆかりもない。ただ、
このたった一文字が、
まだ「時間」があると言う確信犯的勘違いを
いとも簡単に正す
あの時感じたザラつきは、
逃げたくても逃げられない
突き付けられた愚直な正しさに対する拒絶反応だ。
この病に限ったことではないけれど
なんだかこのザラつきを特に感じることが多かった一年だったな。
世間的にも、個人的にも。
祖母の癌、愛猫の旅立ち、
幸い昨今の流行病とはまだ縁がないけれど、
限り という言葉も強い言葉だな。
もっと直接的だ。
その存在は知っている。
でもいざ目の前に突き付けられて、ようやく初めて、
そして、何度でも同じように打ち拉がれる。
そんな浅はかで、心の弱い自分がちゃんといることにも気付かされた
ある日のnote。
おわり
最後まで見てくださりありがとうございます。 またご縁がありますように。