何かが許せなかったときに救われた心模様ひとつ
時々やってくるこの種の憂鬱
歩きながら見上げた天井に ため息をつく
ここ最近少し、人を許せなくなってるな
私の怒りのトリガーは、長いこと生きてりゃだいたいわかってる。
そしてそれが、どれだけ自分勝手な理由なのかも。
許す、許さないとか言ってる時点で、驕りだ。
それもわかってるから、次は自分を許せなくなる。
ただこの時ふと、こんなネガティブな感情のやり過ごし方も少しわかった気がして。
許せてない自分を、認識すること。
肯定するのではない。
肯定しようとすると尚更自分の正しさを余計に探ろうとしてしまう。
ただ自分がそういう状態に在ると、その事実だけを感じ認めること。
まさにあの時してみせた
「ここ最近少し、人を許せなくなってるなー」
とつぶやいて
すっとため息をついてみる。
それだけでよかったんだ。
「ふー、今日も疲れた~」って言いながらソファにもたれた時の、
緊張が解けて、疲労感が気怠く抜けていくあの感覚と同じだった。
所詮、同じだった。
少しだけ深く息を吸えるようになれた気がした。
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RICOH GR1
フィルムはフジネオパン100acros
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最後まで見てくださりありがとうございます。
またご縁がありますように。