まだ見ぬ世界
『色盲の少年が、初めて色を知った時、言葉が出ないほどの感動と感情と、声を失ってしまうほどの世界を見つけて、
そんな姿を見て私は、なぜ、心を掴まれるのだろうか?
元々自分には無いはずだったものを初めて知った時、その美しさを知る。
こんな世界があったのかと。
今まで、自分には無いと嘆いていたのは、この為だったのかと。
この美しさを知るために、自分は今まで持たずに、知らずに生きてきたのかと。
見知らぬ少年の、そんな姿を見るだけで、自分も何かを思い出し、思い出しそうになって、心震える。
何か、大切なものを、元々自分にあったものを思い出したくて、嬉しくて涙が出る。』
部屋を片付けしていて、出てきたノートの手書きのメモ。いつ、どんなシチュエーションでこれを書いたのか全く覚えていない…。何かを写したのかなぁ、、?
でも、なんかこの詩が好きで、自分の心に響くから。たぶん私も「それ」を思い出したくて、知りたくて、自分の人生ややこしく生きているのかな。ドラクエのように、ハードル高くしちゃっているのかな。
宝探しの人生、まだまだつづく…
って、灯台もと暗しだったりして。