甲冑好きが「鍬形」の解説をしてみた
今ある界隈で話題(?)の兜に付いている装飾の1つ「鍬形」についての解説をしてみます!
時代の流れに沿って様々な鍬形があるので、大変興味深いです。
●細長く、上に向かってまっすぐに伸びる形状。
武士団の長など階級の高い武士しか付けられなかった。
●少し幅が太く、全体的にU字状に裾広がりになる。
台座部分に獅嚙等の装飾が着くようになる。
●婆娑羅の気風(派手な振る舞いや、粋で華美な服装を好む美意識)を反映してか、横方向へ大型化した。
南北朝時代から階級関係なく多くの武士がつかうようになる。
●台座である鍬形台の中心に祓立が追加され、その上に剣形等の装飾が付くようになる、この形を三鍬形と呼ぶ。
●左は半月、右は高角と呼ばれる。
室町時代から1枚板から作る簡素的な立物となり、幅広く多くの武士が使用した。
という事で、鍬形の起源と形の変化について解説しました!
兜の装飾は鍬形の他にも前立や脇立、変わり兜等沢山種類があるので、また解説出来たらなと思います🏯
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