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小 池 百 合 子 氏 & ジ ョ ー ジ ・ ソ ロ ス 氏 (ジョージ・ソロス氏の邸宅にて…)

女帝 小池百合子 | 石井 妙子 |本 | 通販 | Amazon のレビューより
https://www.amazon.co.jp/女帝-小池百合子-石井-妙子/dp/4163912304

・【 非常に素晴らしい本。多くの人に読んでほしい】
結論から言うと、非常に素晴らしい本だった。
制作に3年かかったと書いていたが、それくらいの時間と労力をかけて書かれただけの価値がある傑作である。
ちなみに、私は学生だったとき、1年半ほど、小池百合子事務所でインターンをしていた。
その時いろいろ思うことがあり、インターンをやめてからも小池氏については個人的に調べていた。
本書に書いてある小池氏の人間性、考え方などは、私の知る限り、実際の小池氏本人の姿にかなり近い。

見た目はよく、美人である。弁舌さわやかで、PRも上手い。
チャンスを見極め勝負をかけるのも得意。一見魅力的な人物にみえる。
ただ権力欲が異常に強すぎる。あと豊洲問題やオリンピック問題で明らかな通り、組織を動かし政策を実現する実務能力は極端に低い(この点は本書によく書かれているので割愛するが、無能といっても過言ではない。アニメキャラに例えると銀河英雄伝説に出てくるトリューニヒトが近いと思う。)
おそらく本物のサイコパスなのだろう。
政治家としてというより、人として重要な何かが、彼女は決定的に欠落していると思う。

個人的に印象に残ったのは、本書の後半に出てくる「謎の秘書」であるM氏の記述である。
彼は、私がインターンをしていたときに事務所にいた(本書で人柄や雰囲気が描かれている通りのような感じの人だった)。
本書で書かれている通り、M氏がどういう人なのかは事務所内でも謎だった。政治家事務所は情報の管理上、事務所に関わる人の経歴は、事務所内ではだいたい共有されていることが多い。しかしM氏については秘書の人たちもほとんど知らなかった。私とよく話してくれた秘書の方も「小池さんの親戚らしいけど、Mさんのことはよくわからないんだよね…」と言っていたのを覚えている。
本書でも、著者は彼が何者なのかかなり丹念に調べているが、突き止められていない。個人的には、このあたりにいろいろ小池氏にまつわる何かカギがあるような気がしている。

ちなみに2009年の総選挙のとき、小池氏は小選挙区で落選している。
小池氏はこの時「秘書のせいで負けた」と勘違いしたのか、とにかく激怒した。
その結果、本書に書かれている通り、古くから献身的に仕えてきた秘書たちを、秘書本人には会わず、M氏を通した伝言という形で、ほぼ全員クビにしてしまった。
私が知る限り、この秘書の方々は(中には変な人もいたものの)、皆とても職務熱心で人柄もよい、真面目で善い人ばかりだった。
あのときは民主党に強い追い風が吹いており、小池氏が小選挙区で落選したのはどう見ても秘書のせいではなかった。
それをヒステリー起こして秘書のせいにし解雇するのは、筋違いだったと思う。
長年献身的に仕えた秘書をもゴミのように扱い切り捨てる小池氏の人間性を、私は深く軽蔑した。
なお、私自身は小池氏に特に何かをされたということもないし、個人的な恨みもない。
ただ、本書に書かれている通り、客観的に見て、彼女は政治家という国家の進路を任せる職務にふさわしい器ではないと思う。

可能なら、小池氏に対し、政治というものを本音ではどう思っているのか尋ねてみたい。
あわせて
・本当に国のためになりたい、国益を追求したいという気持ちで政治家をやってきたのか。
・特にやりたいこともなく、ただ自分の虚栄心と功名心を満たし、政治的地位を向上させることだけが目的だったのか。
・建設的で本質的なことをせず、PRとパフォーマンスばかり行い、政治をゲームや玩具のようにもてあそぶことに罪悪感はないのか。
・もし本当に虚栄心と功名心だけを追い求めてきたのだとしたら、振り返って、それは虚しいことだったと思うことはないか。
などのことも聞いてみたいと思う。
長くなったが、東京都に住んでいる方は、どうか本書を読んでほしい。
とても良い本である。

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・【 凄いです 】
小池百合子の本質にここまで迫った記事、本は無いと思います。ノンフィクションを超えてます。告発本ともいえます。しかし、それは綿密な取材に裏打ちされたものです。
都知事という総理に次いで二番目と言われる権力者に対して恐れを抱きながらも書かれた著者の勇気に敬服します。
大袈裟な意味でなく命を賭して執筆されたと思います。
取材も細かく資料も膨大で浅い内容の週刊誌的な記事とは全く違います。当たり前ですが…
読み進めて最初の方は、丁寧な取材を感じつつも著者の主観が強いなと思いましたが、それは逆に先述した綿密な取材に裏打ちされたものだと納得します。引き込まれます。

小池都知事について政治に近いTVコメンテーターが「あの人はね…」とよく嘆息する、意味がとても分かります。何となく今まで彼女に違和感を覚えていた人はそれは何故かがよく理解出来ます。
小池の恐ろしさが本当に分かります。しかしそれを利用してきた政財界の要人たち、マスコミ、多くの人たちにも責任があります。著者はそこも訴えています。

都知事選に併せて出したただの暴露本だと揶揄されそうですが、そんな三面記事的ものではないです。
これは警告だと思います。
本当に更に4年間この人に知事を任せて良いのか、その為に本に書かれている築地の人たちを始め多くの人たちをもっと不幸にしてしまうのではないか。
学歴詐称疑惑についてもこの本で多くのページが割かれていますが、学歴が政治家の実力とは関係ないと著者も認めています。そのことが問題でなく嘘を重ねてその嘘を利用して今の地位や名声を手にしてきたこと、そういった人間のありようが問題なのだと指摘しています。
そして、嘘がいかに罪深いものであるか、周りの人を苦しめ、人生を歪ませるか…
こんな小学生でも理解できるようなことを諭され、大の大人が恥ずかしく情けなく思います。

著者の石井さん、取材を受けられた小池とかつて同居していた方には改めて心から敬意を表します。
同居されていた方にも石井さんは語られていますが、どんなにか長年異国の地で恐怖を感じ良心の呵責に悩んでこられたか、察するに余りあります。
それでも、小池に本当の人生を歩んで欲しい、一緒にカイロ大学に通ってもいいと言ってくれる優しい友人が身近にいることを本人が気付くことはやはり難しいのか。
彼女の生い立ちや境遇が今を作ったとしても、だから他の人、本に書かれていた水俣病やアスベストに苦しんでいる人を更に悲しませて良いことにはならない。

読了した後、著者の言うように戦後の女性解放の結果がこの小池の躍進なのか、もしかしすると女性宰相へ繋がるのかと重く塞ぐ気持ちにはなったが、著者と取材された方の誠実さと勇気にまだ希望があると感じます。
まだ終わっていない、そう思いたいです。
出来れば、小池に違和感のない、寧ろこのコロナ対策で小池は頑張ってる、都のリーダーとしてふさわしいと思っている人たちにこの本を読んで欲しいです。拙い乱文ですが、素人の感想でした。


・【 都知事選前に一人でも多く読んで欲しい。】
3年半にも及ぶ緻密な取材と、カイロでの同居人女性の勇気ある証言に、小池氏本人はどう向き合うのだろうかと、読了後まず思ったが、この本の読者が飛躍的に増えてくれない限り、各メデイアの書評にも取り上げらず、
ワイドショーなども素通りであれば、やすやすと都知事選挙に圧勝するのであろう。
国内外を問わず現代の政治のリーダーの資質は虚言癖かサイコパスが多いことは実感しているが、
小池氏はさらに特筆すべき底知れない怖さを併せ持っていると思う。
ジジ殺しの才能で権力者に取り入ってきた成功体験は、今後どういう形で終焉を迎えるのか、
老境に差し掛かり、過去を恥じ入り後悔することはないのかを、小池氏本人に聞いてみたいところだ。
人類史に残るコロナ禍も、彼女にとっては好機到来で、大好物のメデイア露出と選挙キャンペーンを
楽しんでいるように思える。
著者の石井妙子氏の筆力、時系列に沿って冷静に証言を積み上げていく圧倒的な事実。
ノンフィクションの金字塔だと感服した。一人でも多くの方に読んでいただきたいと切に願う。

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https://thetv.jp/news/detail/111784/617000/







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