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青山学院大学の戦略予想~箱根王者魅せる全日本大学駅伝の栄冠へ~


3冠を目指したシーズン。
出雲駅伝でまさかの3位に終わった。

しかし落ち込むことなく気持ちを切り替え
2冠はするぞと声を掛け合った。
今大会の注目はやはりルーキーの走りだろう。
黄金世代と言われる1年生。この世代が出雲では一人もチームエントリーにすら名乗りを上げなかったが、全日本では走ってくる。

箱根では7回優勝する得意ぶりを見せるが全日本はいまだ2回
苦手とする全日本だが今年はかなりメンバー層が厚く優勝を狙える。


青学大の区間登録選手と補欠は以下の通り。

▽1区( 9・5キロ)宇田川瞬矢(3年)
▽2区(11・1キロ)鶴川 正也(4年)
▽3区(11・9キロ)折田 壮太(1年)
▽4区(11・8キロ)黒田 然 (1年)
▽5区(12・4キロ)田中 悠登(4年)
▽6区(12・8キロ)白石 光星(4年)
▽7区(17・6キロ)若林 宏樹(4年)
▽8区(19・7キロ)塩出 翔太(3年)

▽補欠        太田 蒼生(4年)
           野村 昭夢(4年)
           黒田 朝日(3年)
           平松 享祐(2年)
           安島 莉玖(1年)

1区宇田川選手
箱根のアンカーで出雲も調子が良い状態で4区抜擢したが先頭を譲る走りとなった。元々1500を主戦場とし長い距離も走れるオールマイティランナーだ。スピードランナーだからこそ1区にはもってこいの選手か
青学としてもここでは後れを取らず先頭から10秒以内で渡せば2区に鶴川がいる安心感はあるだろう

2区鶴川選手
返ってきたきた世代ナンバーワンランナー。
スパート力は学生界いや、実業団を入れてもトップレベル。
1区向きな選手だが距離の短い1区よりスピードランナーが募る2区に置いた。駒澤大学が2年連続で佐藤圭汰を置き主導権を握っていたように、青学も今年は鶴川で主導権を握りたいだろう。
気がかりは自分でレースを作って押し切る力があるかどうかだ。

3区折田選手
世代ナンバーワンランナーのデビュー戦となる
1区向きなタイプではあるがロードも強い。満を持して原監督が自信をもって送り込んだランナーであろう。
2区で先頭でタスキがつながるであると予想するとここから逃げ切り体制に入りたい。3区は他大学も力のあるランナーが走ってくるだけにルーキーで3区は荷が重いだろうがしっかりと走ってほしいところだ

4区黒田然選手
青学エースの黒田朝日の弟
デビュー戦になるかと思いがちだが本日の記者会見の原監督の話からおそらく区間変更はありそう。
変わるのは兄黒田朝日か
太田説もあるが長距離が得意な太田、アップダウンが得意でスピードもある朝日を比べると朝日を4区に置くのが無難な考え方であろう。
3区でトップでタスキをもらえるとここで引き離しに入り青学得意の逃げ切り体制になりそうだ。

5区田中選手
主将の田中選手。
チームとしても田中選手に走ってほしいだろうが今年はレースに出てる機会が少なく正直情報量が足りない。
区間変更の可能性も0ではないと思う。
4区で朝日が走るとなると1年生は1人になる。
原監督は1年生を複数に使いたいと話していたことから区間変更で調子のよい安島選手が走ることも考えられる。
5区といえば佐藤一世がデビュー戦で区間新で走った区間でもあり、青学としても良いイメージを持っているだろう。

6区白石選手
2年前に2区で駅伝デビューを果たしたが大失速をした。
そこから駅伝に出場することなく最終学年に。力はあるが1度の失敗は層の厚い青学にとって次のチャンスはなかなか回ってこない。今回はチャンスが回ってきた。ここでしっかりと結果を出したい。
後半7,8区の長距離区間でエース平林を擁する國學院大學と両区間とも学生トップレベルを置ける駒澤大学を考えると6区でいかに差を広げてタスキをつなぐかがカギを握りそうである。

7区若林選手
出雲で苦しい走りをした若林選手だが正直ここは区間変更ありそう
おそらくエース太田選手
去年はこの区間を走り区間4位
箱根3区で異次元の走りを見せた太田選手だが箱根だけの男と世間ではいわれているところも耳にする。
エースとして他大学に負けない真の駅伝男になってほしい。
気がかりは先頭でもらった際に太田選手がいつも以上の走りをできるか。
太田選手の真骨頂は前を追う力とスパートのタイミングの上手さ。
過去の駅伝で快走しているときはすべてそれで買っている。
タスキをもらう位置によって走りが変わりそうだなああと思ってしまうのが気がかりだ。

8区塩出選手
箱根8区歴代3位の走りを見せた。
長い距離が得意でスピードもちゃんとある。
青学OBの下田選手のようなイメージを私は勝手ながら持っている。
長い距離に対しても自分のペースで押し切る力がある。8区アンカー区間にぴったりな選手だ


青学としては7区前に
駒澤とは2分以上、國學院とは1分以上の差を欲しいだろう。
2区で先頭に出ることは予想できる。3区で粘り4区で抜け出せるか
カギはこの2区間になりそうだ。

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