妹尾河童著「河童が覗いたヨーロッパ」に登場したホテル、今もあるのか

妹尾河童著「河童が覗いたヨーロッパ」という本がうちにある。
父の蔵書です。

妹尾河童さんが1971年から1972年、いまから52~53年前に文化庁の芸術家派遣研修でヨーロッパを1年間周遊した際に、ノートに描いたイラストとメモをまとめたのが「河童が覗いたヨーロッパ」です。
22か国まわり115室に宿泊したそうです。

かなりの割合、宿泊したホテルについて紙幅をさいてます。

そこで私が思ったのは、50年以上も前妹尾河童さんが宿泊したホテルがいまでもあるのかということです。

そこで、一つ印象深いホテルを検索しました。
イタリアはローマの「HOTEL PARIS」です。
東京に3か月滞在したロケンティ君というフロント係のことや、大柄なポーターのボルジョルディ君などのことを紹介し、あと結構長く部屋を変えながら滞在していたから、私の印象に残りました。

で、「Rome Hotel Paris」で検索しました

ありました。

「Booking.com」の当該ページにきちんと載ってました。
住所は敢えてここでは申しませんが、「河童が覗いたヨーロッパ」にしるされたのと同じ住所ですのでまず間違いないでしょう。

「Hotel Paris」の一番安い部屋は、たとえば8/25~8/26の一泊二日で検索したら現在10919円プラス税・サービス料2073円の合計12992円でした。
河童さんがシングルルームに泊まった50年以上前は1800円程度でした(あ、たしか親戚のいとこなみの特別料金に負けてもらったのですねこの料金は)。

ざっと7.2倍程度になってます。大卒初任給が1971年に46400円ということ(根拠は年次統計「大卒初任給」)を考えたら多少お高めになってますね。

ともあれ、こんな調子で河童さんが滞在したホテルに泊まって「聖地巡礼」てのも面白いかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!