一万円預金、平成で何円増えた?
令和になったことに、慣れてきたのだか、元号を気にして生活していないだけなのか、 区別がつかない私です。
筆者の人生は、記憶にあるものはすべて平成でしたから、これからどの様にして“令和”が馴染んでいくか少々楽しみなところです。
さて、なぜこの元号の話をしたかというと、 Yahoo!ニュースのトップに、こんなトピックがあったからです。
「一万円預金 平成で何円増えた?」
昭和最後の日である、昭和64年1月7日に1万円を信用金庫に定期預金したという方の実体験の記事でした。この方、令和になって最初の銀行営業日にその定期を解約したそうなのですが、はたして、利息を含めて受取額はいくらだったでしょうか。
正解は…
1万3537円でした!
少々リアクションに困る数字ですが、あなたの予想は、正解に近かったですか?
ちなみに、その増えた3537円の内訳はというと、平成7年までは年利2%を超えていたようで、最初の9年で利息が3215円だったのだとか。それ以降は、これぞまさに雀の涙ほどですね。日本という国が、どの様な平成を過ごしてきたのかよく分かる数字ですよね。
この記事から言いたかったことは、もちろんカンボジアについてです。
カンボジアは今、高度経済成長の真っ只中にありますから、日本や諸外国もそうであったように、銀行の預金金利は相当高いです。どのくらい高いかというと、年利6%を超えるものがあるほどです!興味のある方は、アクレダ銀行の利率をご覧になってみてください。
世界には、金利が高い国は案外たくさんありますが(例えばアフリカの国とか)、そこについて回るのが、通貨リスク。金利が高い新興国の通貨は、カントリーリスクも相まって価格変動が激しく、その国になにか起こったら、金利云々の次元ではなくなりますよね。
その点を考慮した上で、よりリスクの少ない国や通貨を選ぶ必要があるわけですが、カンボジアはというと…ドル建ですから!
カントリーリスクこそありますが、米ドルですからその心配は限定的です。新興国なのに、先進国の通貨、しかも世界で最強と言って良いであろう米ドルを使って、資産運用ができるのは、かなりの強みと言ってよいはず。
しかしながらカンボジアは、脱ドル化に向けて様々な政策やサービスを打ち出しており、自国の通貨であるリエルの存在意義を高めようとしています。 (その事自体は、カンボジアの国にとって正常な行動です。)外国人である私たちとしては、いつマイナー通貨(リエル)が主体になるか分からないカンボジアでは、米ドルが主体になっているうちに投資を完了しておきたいところ。
そして今のカンボジアは、まだまだこれからが成長期の本番!というタイミングですから、遅れることなく、しっかりと取り入れていただきたいですね。