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「料理は好きだけど食べてくれる人がいない女の話」#ツイッター小説

 女はいつものスーパーで食材を買っていた。豚肉の厚切りロース肉、キャベツ、卵、パン粉・・・きっととんかつの材料だろうと推測できた。金曜の夜6時半、仕事を終えて自宅のある駅に着きそこから夕飯の買い物をする。今日は特に土日の分も含めて多めに買う。  すれ違う客の中には夫が買い物を手伝っている姿を見ることもある。そう働く主婦の日常はそんなものだ、ごく普通にいる共働きの夫婦の週末。 ただ違うのは女はもう主婦ではないということ、つまり女の買い物は家族のためのものではなかった。家で帰りを

    • 魅了されるK1ファイター

      1番好きな 安保瑠輝也 選手 まず1番好きなのは、安保瑠輝也(あんぽるきや)選手 安保選手といえば空手仕込みの足技が巧みで、彼の二段蹴りはぜひとも1度は見て欲しい芸術の域。日本人選手の中では背が高く180cmの長身で肩幅も広く、顔もだいぶイケメンという完璧なまでのルックス。たとえてみると少女漫画で必ずいるちょっと手の届かないスポーツが得意なかっこいい先輩の雰囲気。ただ安保選手の魅力はルックスよりもそのルックスの割にけっこう男っぽいキャラクターにあるのではないかと思います。

      • K1好き中年女が振り返るThe Match 2022の武尊選手

        『K1ファンは幻想を見ていたのかもしれない』  格闘技ファン全員が待ち望んだ大会The Matchが終わってからだいぶ経過しましたが、やはりこの気持ちを残したいので書くことにした。あの日はK1ファンからするともう悪夢で、耐えきれないショックを受けて気持ちの整理もつかないくらいだったので今になってしまったとも言える。  まず数か月前のメイン以外の試合の発表会見にて、RISE側のYAMAN選手の言った言葉が試合前にもそして試合後にも心に突き刺さって離れなかった。 鎖国してき