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サバイバルな冬キャンプデビューの誕生日

ついに自分のキャンプ道具を揃えてキャンプデビューができた。

楽しかったけれども、正直めちゃくちゃ大変だった。
翌日、生きて目を覚ますことができるのか本当に心配だったくらい。

かろうじて生き延びた初心者キャンパーとして、はじめに言っておきたい。

もしこれからキャンプを始める人は、絶対冬以外の季節からデビューすべきだ。


12月某日。自分の誕生日。

毎年、自分の誕生日は祝うより、非日常的なやんちゃなことをしていることが多い。海外を旅したり、フライト中に誕生日を迎えたり、クリスマス体験も兼ねてイッテQばりに本場北欧で凍った湖にダイブしたり。

今回は、キャンプ地で自分の誕生日を過ごす。

今まで超インドア派でキャンプ経験がほぼ皆無の自分にとっては、屋外のテント泊でその日を過ごす、それだけでもとっても刺激的で楽しみだった。


前回グループソロキャンプをした同じ場所、同じメンバーで今回もグループソロキャンなので余裕かなと思ってたが甘かった。

冬キャンプの地点で少しハードル高めなのだが、それ以上に天候的に刺激的過ぎた。

最高気温9度
最低気温マイナス3度
風速6メートル

片道約2時間かけてキャンプ場に到着したものの、即、「帰宅すべきか?」という選択肢が頭をよぎるが、夜には風が止むらしいとの予報なので少し頑張ることに。

想定外の強風に参加者全員、テントを抑えながら風が止むのを待つ。
自分のテントは、ソロ用ワンポールテントなので基本的には風には強いのだがそれでもポールはグラグラしている。

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この写真を撮った数秒後、イスは強風で吹き飛ばされた。


少しして、風が収まってきたものの、焚き火をするにはもう少し待ち時間が必要だったので、まずは軽食からスタートすべく、ひとりクリスマスパーティ&誕生日祝いをはじめる。


キャンプ場での最初の食事はまずケーキ。

まずはじめに用意したのはロイヤルミルクティにローソンのプレミアムロールケーキ。

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かなりの寒さので、周囲の人びとがカップ麺を食す中、ひとりケーキからスタート。

本当は夜のデザート的な位置づけのつもりだったのだが、いつ撤収することになるかわからないので「今」を大事にするしかないと判断し、いきなりケーキから食べ始める。まわりは自分の誕生日だとは知らないので一人勝手にこっそりバースデーを楽しむ。


好きなときに、好きなものを食べる。
好きなときに、好きなことをする。

誰も何も文句も言わない。

これがソロキャンプや個泊個食のいいところ。

寒いの中で飲む温かい飲み物は身にしみる。
そしてめったに食べないケーキ。嬉しくて美味しくてホクホクいい気分。


さあ、サバイバル開始だ。

まだ明るいうちは、楽しんでいられる。問題は夜だ。
氷点下の強風の中、テントが倒壊せず、凍死せず生き延びられるか。

常に不安がよぎる誕生日サバイバルのキャンプがはじまった。


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峰村 佳(ねむ)
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