【第4回 飼っているうさぎを主人公に物語を作る(読者参加型)】[note0028]
こんにちは。
日々やることが増えていっています。うまく仕事の配分を考えないといけませんが、まだまだ上手くいかない、お絵描き研究家Ryoです。
僕はイラストのお仕事をしたり、デザインのお仕事をしたり、うさぎ雑貨とキャンドルのお店を経営しながら雑貨作りをしたり、生徒さんにブランド作り(絵の描き方・物語の作り方など)のレッスンをしたりしています。
このnoteでは「退屈な日常に楽しさを。一般人でもクリエイターになれる!」をモットーに。
「1人でも多くの方の人生を楽しく出来るように、誰かの可能性のきっかけになるように」と、そのきっかけの1つとして絵を通じてお伝えしたいということで配信しています。
今日も【メリィ―ストーリー】を進めていこうかと思います。
おさらいをすると長くなってしまいますので過去記事のリンクを貼っておきます。
第1回 新プロジェクト【飼っているうさぎを主人公に物語を作る(参加型)】
前回 【第3回 飼っているうさぎを主人公に物語を作る(読者参加型)】
【メリィ―ストーリー】とは
初めての方にこのプロジェクトの説明をします。
【飼っているうさぎを主人公に物語を作る(読者参加型)】ということで始めました。
読者参加型とはどういうことかと言いますと、このプロジェクトの記事を読んでいただいて「こういうのどうですか?」「私はこうだと思います」など、思いついたことなどをコメントしていただけます。
普通作品作りでは、こういう意見は無視されてしまいます。
作者の意向がありますので難しいのです。
だけど、このプロジェクトは基本はぼくがこの記事(マガジン)で進行していきますが、皆さんに参加していただいて、変更できそうな意見は取り入れていき、変更できなさそうな意見には、なぜ変更できないのかといった説明もしていきます。
つまり、皆さんと作品作りの会議を常に行えるということです。
素人の方でも気軽に参加出来ます。
最初に言っておきますが、ここにいただいたコメントや意見は、作品に反映することがあります。
それに対する問題などは、こちらでは対処いたしません。
例えば「アイデアを盗まれた」「それは私の意見だからお金を払って」などといったことを思われる方の参加はお断りいたします。
作品が完成したら、どこかにお名前を入れたいなぁって考えています。
もちろん、「ここのアイデアは私が考えたよ」と言っていただいても構いません。
むしろ、それでその方の宣伝になるなら大歓迎です。
皆さんで楽しく作品作りをしていき、あなたの作品作りにもここで考えたことを生かせるようなプロジェクトにしたいです。
色んな分野の方のアドバイスや意見が合わされば、すごい作品になるかもしれませんね。
登場人物が「色々な動物」のメリットとデメリット
前回は、【範囲を狭めることのメリットとデメリット】をお話しして終了しましたね。
【登場人物が「色々な動物」のメリットとデメリット】を考えていきます。
まずメリットとしては、色々な動物が登場するということは、それぞれの動物が好きな人に反応してもらえるということ。
例えば、犬好きや猫好きなど、色んな動物が好きな人に楽しんでいただけると思います。
それだけ広い範囲のファン層を取り込める可能性があります。
デメリットとしては、「うさぎ」1種類だけの時とは違って、それぞれの動物に対しての印象が薄くなってしまいます。
全ての動物を同じように活躍させるということが出来ないからです。
そして、イメージが変わってしまいます。
「イメージが変わる」とは、どういう事かという
1種類の動物から複数の動物になるので、注目を「うさぎ」から「動物」という感じでの印象に変わります。
「うさぎのお話し」から、「色々な動物のお話し」に変わってしまうということです。
言葉の響きが違いますよね。
その響きの違いによって、魅力も変わってきます。
「うさぎのお話し」っていうのはわかりやすいので、すぐに興味があるかどうかの反応がしやすいのですが、「色々な動物のお話し」と聞くと、あまりピンと来ないのではないでしょうか?
そしてもう1つのデメリットとしては、色々な動物の事を知らないといけない事です。
確かに色々な動物が登場するお話しは楽しそうですが、姿だけがライオン、姿だけが猫などといったお話しは、見ていてあまり面白くありません。
きっと、その動物である必要性がないのだと思います。
「なぜライオンなのか、なぜ猫なのか。」から「だからライオンなんだ。だから猫なんだ。」と思ってもらえるような作品にしていかないといけません。
その為には、それぞれの動物の事を調べないといけませんよね。
これが大変な作業になります。
それでも【メリィ―ストーリー】は、【登場人物が「色々な動物」】にしようと思います。
理由の一つとしては、僕が単純に好きだからということがあるのですが、「何かを求めて行動するお話」「冒険のお話し」にしたいので、やっぱりワクワクする演出には、色々なことが起こったり、色々なものが登場してほしいのです。
何も決まっていないときだったら、迷っていたかもしれませんが、やりたいことが仮にでも決まっていると色々なことが進めやすいですね。
物語を作るために必要なこと
ここで1つかなり重要なことを決めていきたいと思います。
先日、僕のお店で行っているレッスンでお話ししたことなのですが、【物語を作るためにはまず何が必要か】
先にお答えしますね。
【伝えたいこと・目的】
これが必須になります。
お話作りに取りかかる初心者の方は、大体先にキャラクターを考えます。
【メリィ―ストーリー】のように、優先順位の一番上に「飼っているうさぎを主人公に」という目的があればいいのです。
そういうことがないのに、先にキャラクター作りをしている方がいれば、「ちょっとその前にすることがありますよ。」ということをお話ししておきます。
もちろん全員がこの方法でやりなさいと言っているのではなくて、キャラクターを作ってからお話しが次々思い浮かぶ人はそのままの方法でやってください。
大体の人がそこで挫折しそうになりますので、進む方向を先に決めておきましょう。
【伝えたいこと・目的】とは何か。
そんなのあまり考えないですよね?
映画好きな人は、きっとこれを考える事があると思います。
自分の好きな映画・漫画・小説なんでもいいのですが、それについて【伝えたいこと・目的】は何か考えてみてください。
一言でも説明できるような簡単なことでもいいです。
例えば【アナと雪の女王】だったら、「ありのままの自分でいること」これを伝えたいんですよね。
主題歌にまでなっています。
他にも色々伝えたいことはある作品ではあるかとは思いますが、大きく伝えたいことは「ありのままの自分でいること」これだけです。
「ありのままの自分でいること」をテーマに「雪の女王」という作品をリメイクしたらどうなるか。
そのテーマを伝える為には、登場人物やその役割、世界観などをどう作ればいいかと考えていきます。
陥りやすいお話し作りの罠
ある受講生さんが、「妖精を主人公にお話しを作りたい。」ということで、まず妖精の絵を描きます。
ぼくのお店のブランド作りのレッスンの前提としては、キャンドル作りのレッスンの全工程を終えた方に、今後活動していくためにオリジナル性を作り出すという事。
物語を作ることをお勧めしているわけではありません。
ここ数年でキャンドルを習う方が増えてきて、手作りのイベントなどでも同じようにキャンドルを作っている人が販売していたりします。
そんなイベントで、習ったキャンドルの色を変えたり、ちょっとした季節のアレンジだけしていても、他の人からは「またこっちにもキャンドル売ってた」これだけです。
作っている人は違うし、違う人が販売しているのに、同じ【キャンドル】でしかないのです。
僕のお店のキャンドルには、物語と連動させていて、その物語に登場したキャンドルを作りましょうという体験レッスンがあります。
キャンドルに物語なんてつけている人がいない中、1つの挑戦としてやったことなのですが、これが見事に他のキャンドルのお店とは違うイメージを作り上げることが出来ました。
他とは違うので目立つのか、よく百貨店のバイヤーさんに気に入っていただいて、百貨店のイベントや単独の出店などにお誘いいただくことも多かったです。
差別化をするには、やっぱり他とは違うということを伝えないといけません。
これを伝えるのに、「物語」は僕にとっては1つの武器となりました。
他に物語をつけるお店やアーティストさんが出てきても、もちろん物語自体も違いますので、同じような作品が出来上がることはありません。
この流れを受講生さんは見ているので、同じように物語をつける楽しさをわかっていただけたのだと思います。
物語が全てではありませんので、物語を考えない受講生さんも勿論いまして、その方には違う方法で差別化をしていっています。
話しを戻しますと、妖精の女の子のキャラクターを描いて、他にそのお友達を描いて、そこでストップ。
物語が思いつかないのです。
ヒントとして、その受講生さんが好きなことや物などをヒントに、それらを使って物語ができないかと話し合いました。
ここで問題が発生しました。
ある程度の物語の大枠は決まったのですが、エピソードが思いつかないのです。
大枠が決まっていれば、それに向かってエピソードを考えればいいのですが思いつきません。
思いついたとしても、その主人公でなくてもいいような無理やりくっつけたようなエピソードになってしまうのです。
なぜそうなったか。
主人公の女の子は服が好きで、この主人公のイメージの色は白。不器用だけど頑張り屋さん。
こういう設定がありました。
例えば、お菓子の国に行った主人公が服を作ります。
そこで白いドレスを作ります。
こういうエピソードしか思いつかないのです。
僕はそこで聞きました。
「お花の国にっても白いドレスを作りますか?」
答えは、「たぶんそうなってしまいます。」
やりたいイメージはあるのですが、後はキャラクターの設定だけに頼ってエピソードを考えようとするので、中身のない無機質なお話しになってしまうのです。
設定に引っ張られてしまうのです。
そして、もう1つ引っ張られていることがあって、最終的にドレスのキャンドルは作りたいという気持ちがずっとあるという事。
・主人公はこれじゃないとダメ。
・必ず作りたい商品がある。
この2つに気持ちが無意識にでも集中してしまっているので、それを意識したお話しになってしまいます。
ある程度の決まりは必要ですが、「物語を作るために邪魔なことは一旦忘れてください」と説明しました。
必要なのはその形のキャンドルではなく、物語に合ったキャンドルです。
物語が優先です。
そこさえ守れれば、いくらでも好きなキャンドルを作っていいのです。
だけど、どうしても先に作りたいものがちらついてしまい、設定の時点で作りたいものを意識してしまうんですよね。
この出来事で言うと、ドレスのキャンドルのことは忘れる。
むしろ、作れません。
これぐらいの気持ちで物語を作ります。
物語が出来れば、その中でドレスのキャンドルを作れる機会をうかがえばいいのです。
もちろんドレスの事は考えずに作る物語ですから、まったくドレスが関係なくなることもあるかもしれません。
だけど、物語が優先です。それでいいんです。
ドレスのキャンドルを優先するのであれば、ドレスのキャンドル作家になればいいのです。
だけど、そこに物語を入れたいのであれば、別の方法を考えないといけません。
【伝えたいこと・目的】
ここで必要になるのが【伝えたいこと・目的】の決定です。
この物語は、どういう事を伝えたい物語ですか?
この物語は、どういう事をする目的で作るのですか?
この2つのどちらかでも良いので、決めておきましょう。
これが決まっていると、なぜ物語が作れるかという説明をしていきます。
例えば、「ちびまる子ちゃん」
【伝えたいこと・目的】は、作者の小学生の頃のお話し。
つまり、「昔の自分を主人公に小学校の生活を面白おかしく伝えていきたい。」
こういうことですよね。
それに必要なのは、ほぼ全員の人が小学校を経験したことがあります。
その方たちに向けて、「小学校あるある」を考えていけばいいですよね。
そのお話しが続いていけばいいので、ちびまる子ちゃんの卒業式は必要ないです。
それどころか、学年は同じ。
もしかしたら、一話を一日と計算すると、365日超えてしまっていることになります。
それでもいいんです。
【伝えたいこと・目的】に必要なのは、この作品にとっては「あるある」と「ちびまる子ちゃん」というキャラクターだけです。
あとは、それをより一層楽しくするための味付けです。
昨日記事にしましたが、みっふぃー桜ベーカリーの「にんじんぱん」です。
これがあることにより、世界観が深まり、キャラクターの魅力を引き出せるというものです。
「ドラえもん」の場合
もう1つ例を挙げておきましょう。
では「ドラえもん」を考えてみます。
これはやっぱり「未来の道具・こんなのあったらどう?」っていうことでしょうか。
その為には、物語が未来になってしまっては面白くありません。
物語のキャラクターの中で誰も驚く人がいなくなります。
未来の人が未来の道具には驚きませんよね。
そうなると、過去か現在でなくてはなりません。
そこからどうやって未来の道具を出してくるか。
そこで「ドラえもん」が必要になってきます。
未来から来る、未来の道具をもっているキャラクター。
そして、どうにかして未来の道具が必要にならなくてはいけません。
そこで「のび太」の登場ですね。
道具が必要になる人物、つまりダメそうな子が必要ってことですね。
更に、「なぜドラえもん」が来ることになったかの理由も必要ですよね。
ちょっと調べました。
大人になった「のび太」は自分で会社を設立するが、火事で倒産。更に子孫の代にまで借金を背負ってします。
そこで「のび太」の子孫の「セワシ」が過去の「のび太」に「ドラえもん」を送り込む。
そして「のび太」を立派な大人にすることにより、自分たちも助かるんじゃないか。
こういう設定があるんですね。
ただ、これは【伝えたいこと・目的】を達成するためのきっかけの設定。
あとは、「のび太」の生活の中で、困ったりして「未来の道具」を出せばいいんですよね。
エピソードとしては、いきなり立派な「のび太」にならないようにダメな子供にする。
だけど、将来りっぱになりそうな予感も少し入れておく。
設定した未来に進んでいかなくてはいけません。
これさえ守れば、後は日常生活の繰り返しで物語がいくらでも作れます。
あとがき
【伝えたいこと・目的】があると、それに必要なキャラクターや世界観などの設定、エピソードなども決めやすくなる。
ということがおわかりいただけましたでしょうか?
お話しの作り方としては1つの例ですが、皆さんがお話し作りで1番陥りやすい問題の解決方法かなと思いました。
是非、お話しを作ろうと考えていたり、悩んでいたりする人は参考にしてみてください。
今日は説明が多くなってしみましたが、お話作りを一緒に体験していくために、細かく説明しました。
読んでいただいている皆さんにも、お話作りに参加していただきやすくなるように、理解してもらいながらやっていきたいと思います。
もし【伝えたいこと・目的】について、「こういうのどうかな?」という意見がありましたら、遠慮なくコメントください。
次回は、【伝えたいこと・目的】お決めていきたいと思います。
◇◇◇◇◇◇
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こういうことは隠さずに言っておきますね笑
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題材に出来そうなお話しは、今後記事として配信していきたいと思います。
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