学生時代に恋愛をしないと本気でこじらせる
はっきり言って女性が苦手だ。
話せないとか緊張するとかそのような類の問題ではなく、
自分のような人間が、、とつい卑屈になってしまうのだ。
いわゆる陰キャラで女子と話すことはほとんどせずに高校時代を過ごしてしまった。
完全にこじらせていた。
僕がこじらせる経緯は下記に纏めてあるので読んで欲しい。
大学に入れば恋愛をすると決めていた。
当時の僕は丸刈りにメガネ、おまけにオタク、さらに卑屈な性格とモテない要素をミックスしたような状態だった。
靴下も白い学校指定のものしか持っていない。
高校時代に抱いていた漠然とした不安は
彼女ができるか、という俗世的なものではない。
この先誰からも愛されない人生を送るのではないだろうか。
という人生をかけた壮大な悩みだった。
恋愛ができなければ結婚もできない。結婚ができなければ子供もいない。
きっと孤独死して、誰も僕の墓を参ることもない。
そんなことを本気で考えていた。
とりあえず大学に入学する前の3月に原宿で髪を切り、髪色を茶色に染め、
竹下通りのマネキンと同じ服を購入した。
決してモテることはなかったが大学1年生の5月には彼女ができた。
この子に振られれば自分は一生独り身として生きていくことになる
本気で考えた自分は、その子を異次元なレベルで束縛してしまった。
他大学の子だったのだが、授業に潜り込み、サークルの新歓にも付き添い(もちろん他大学のだ)
神奈川県にある、その子の家まで送り、自分は終電で西東京市に帰るという今思うと相当イかれた生活をしていた。
束縛する恋人に悩む人は多いだろう。
恋愛において本気で好きならばむしろ束縛などせず本人の自由にすべきだという意見もよく聞く。
束縛当事者からの正直な意見を言うと
己に絶対的な自信がないから束縛するのだ。
18年間女性に愛される経験もなく、漫画、アニメ、アイドル、ゲームで疑似恋愛しか経験してこなかった人間のどこに好きになる要素があるのだろうか。と本気で考えていた。
自信喪失型束縛人間の恋愛は短い。
1ヶ月もせず振られたのではないかと思う。
束縛する→振られる→自信を喪失する→また束縛する
という完全なる悪循環のループにハマっていた。
その後、そこそこ長い期間おつきあいした女性からも、なぜそこまで自信がないのかと辟易されていた。
自分は愛される価値のない人間ではないだろうか。
25歳になった今でもチラリと感じる瞬間がある。
人並みに恋愛経験を積み、上っ面の会話や、定型的なコミュニケーションのスキルを身につけてもなお、感じ続ける劣等感がある。
最近になって思春期の過ごし方がかなりの割合で人間形成に影響するのではないかと感じることがある。
自分を含めたこじらせ男子の友人たちを見ていると皆、学生時代、特に中高生時代の恋愛経験がないのだ。
あの頃、ちゃんと恋愛しておけばよかったと心の底から後悔している。
高校生の夏は短い。
片思いしていたあの子がショートボブになったあの日
僕は目をそらすようにフォーカスゴールドと睨めっこした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。今、心の傷を少しづつ癒しながら元の自分に戻れるよう頑張っています。よろしければサポートお願いします。少しでもご支援いただければそれが明日からの励みになります。