可能性なんてどうでもよかった
傍から見たら悲しんで悲しんで冷や汗でセーラーの襟を濡らして、顔を顰めている しかしやがて春は終わって、もうすぐ紫外線が怏怏と肌を照らす夏が訪れます こうやって感傷的になることすら無意味で生産性のない放蕩にすぎないんだ、才能が無い限りその顰めた顔をしていること自体が良いって受け入れられるのは今だけで、ただのそこら辺の女の悲しい妄想になるのも時間の問題 お母さん、私を普通じゃなくても矜恃を抱いて生きていけるように育ててくれてありがとう 私、足が細いとか肌が綺麗とかの理由を目指しま