「ゼロから作らないと売れない」は、迷信!?
2000年、それが私がエンタメ業界を目指した年代である。
あの頃はまだ、二次創作は悪だという考え方が主流だった。他人のふんどしで相撲をとる、不届き物という認識しかなかったのである。
だが、今は違う。
多くの企業は二次創作を許可するようになり、二次創作の商的利用すら一部の投稿サイトでは可能になってきた。これはもう二次創作ではなく、「個人と企業のコラボ」ができる時代になったことを示している。
キャラクターの品格を維持したいと考える著作者もいるが、それと同様に「キャラクターの人格はファンのもの」と捉えている著作者も多数いる。二次創作は新しい商売の概念であり、キャラクターは必ずしも「著作者だけのもの」である必要はないのだ。
何もかもがマンネリ化し、漫画氷河期と呼ばれる現代。「出来上がったストーリー」を享受する時代は終わったのかもしれない。これからは客もストーリーに参加して、初めてビジネスが出来上がる時代なのだ。色んな人間が、色んな色で描くことが、そのキャラクターの魅力を最大限に引き出す方法でもあるのだろう。
(っていう感じの記事を書きたい)